Snowflake のロゴ

Snowflake / リリースノート / 2026/07/23 / 重要

Data Clean Rooms 17.0とレガシー環境の廃止日程

snowflakeprivacygovernance

公式リリースノート

SnowflakeはClean Rooms API 17.0を公開し、レガシーProvider/Consumer Data Clean Roomsの段階的な廃止日程を示しました。

要点

  • レガシー環境は2026年10月1日から新規作成が制限され、2027年6月1日に既存環境へもアクセスできなくなります。
  • 移行先はCollaboration APIで、Snowflakeの移行ツールが案内されています。
  • VIEW_DATA_OFFERINGSから内部インフラ用の提供項目が除外され、利用可能な項目を見分けやすくなります。

今回の更新で変わること

今回の中心は新機能の追加ではなく、レガシーProvider/Consumer Data Clean RoomsからCollaboration APIへの移行です。Snowflakeは三つの期限を示しています。2026年10月1日以降、Webアプリからレガシークリーンルームを新規作成できなくなります。2027年2月1日にはWebアプリへアクセスできなくなり、Provider APIとConsumer APIからの新規作成も停止します。2027年6月1日には既存のレガシークリーンルーム自体へアクセスできなくなります。最後の期限まで待つのではなく、作成停止前に利用中の環境と連携を棚卸しする必要があります。

移行先はCollaboration APIで、公式ページは移行ツールの利用を案内しています。ProviderとConsumerの双方で、レガシーAPIを呼び出すジョブ、Webアプリを前提にした操作手順、認証情報、分析テンプレート、参加者への案内を確認します。単にクリーンルームを作り直すだけでなく、既存の共同分析が新しいAPIでも同じ入力、制約、出力を持つかを試します。契約先と別々に運用している場合は、一方だけが先に移行して分析が止まることを避けるため、切り替え日と受け入れ条件を共有しておきたいです。

API環境の版はSAMOOHA_BY_SNOWFLAKE_LOCAL_DB.ADMIN.VERSIONを問い合わせて確認できます。UI利用者には新しいセッション開始時に更新が自動適用されるため、更新後はログアウトして再ログインする必要があります。API更新はアカウントごとに手動または自動で適用されます。検証時には、現在の版、更新方法、代表的な分析の結果、抑制ルール、ログを記録し、UIとAPIで更新状態がずれていないかを確認します。

API 17.0では、VIEW_DATA_OFFERINGSの応答に以前表示されていた内部インフラ専用の提供項目が除外されます。利用者には共同分析で実際に使えるデータ提供項目だけが見えるようになり、一覧のノイズが減ります。既存処理が応答件数や内部項目の存在を前提にしていないかは確認が必要です。このほか、一般的な性能改善と不具合修正、非公開プレビュー機能の更新も含まれますが、詳細は公表されていません。実務上の優先順位は、明示された三つの廃止期限とCollaboration APIへの移行を計画へ反映することです。

関係しそうなチーム

レガシーData Clean Roomsを運用するProvider/Consumer双方の管理者、API連携を保守する開発チーム、共同分析の契約と移行日程を管理する担当に関係します。

実務で確認したいポイント

  1. レガシーWebアプリ、Provider API、Consumer APIを使う環境とジョブを一覧化します。
  2. 2026年10月1日、2027年2月1日、2027年6月1日の各期限に移行作業を割り当てます。
  3. Collaboration APIと移行ツールで代表的な共同分析をProvider/Consumer双方から検証します。

結局、この更新をどう読むべきか

レガシー環境の終了を伴う移行通知です。最終停止は2027年ですが、新規作成制限は2026年10月から始まるため、利用状況の確認とCollaboration APIでの受け入れ試験を早めに進める必要があります。