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Snowflake 2026年5月7日のリリースノート解説: Clean Rooms API 15.1 と Iceberg v3 GA
公式リリースノート
Snowflake は 2026年5月7日付の feature updates として、Snowflake Data Clean Rooms updates と、Apache Iceberg version 3 の General availability を掲載しました。データ共有・コラボレーションと open table format 運用の両方に関係する更新です。
要点
- Snowflake Data Clean Rooms の API Version が 15.1 として更新された
- Apache Iceberg version 3 support が General availability になった
- Iceberg v3 は data lake / open table format を Snowflake と併用するチームに影響する
- Clean Rooms は partner collaboration、privacy-preserving analytics、広告・小売・金融などの共同分析に関係する
- 2026年3月4日に Preview として扱われていた Iceberg v3 support が、今回 GA として読むべき段階に進んだ
今回のリリースノートで語られていること
Snowflake の 2026年5月7日付 release-note unit は、日付としては2件の feature update で構成されています。1つ目は Snowflake Data Clean Rooms updates です。Snowflake Data Clean Rooms は、複数組織がデータを直接渡さずに共同分析や activation を行うための仕組みです。今回の公式ページでは Clean Rooms API Version 15.1 が示されており、既に Clean Rooms の API、template、collaboration workflow を運用しているチームは、管理 API や自動化スクリプト、partner workflow が想定どおり動くかを確認する対象になります。
Clean Rooms の更新は、単なる API 番号変更として流すべきではありません。広告、retail media、金融、ヘルスケア、共同マーケティングのように、相手企業とデータを照合しながら privacy と governance を守る領域では、available API version、template capability、policy enforcement、auditability が運用設計に直結します。特に、外部 partner と同じ room や template を使う場合、自社だけでなく相手側の利用可能機能、手順書、検証環境も揃える必要があります。
2つ目は Apache Iceberg version 3 support の General availability です。Snowflake は 2026年3月4日に Iceberg v3 support を Preview として掲載していましたが、5月7日の更新では GA として扱われています。Iceberg tables を Snowflake、Spark、Flink、Trino、Databricks、BigQuery など複数エンジンで読む構成では、format version の扱いがデータ共有、writer compatibility、reader compatibility、governance、rollback の方針に影響します。GA になったことで、検証環境だけでなく本番移行計画の候補に入れやすくなります。
ただし、GA は「すべての環境で無条件に切り替えてよい」という意味ではありません。Iceberg v3 を採用する場合、既存の catalog、writer engine、compaction、schema evolution、delete file、metadata handling、downstream BI / ETL engine が v3 table を正しく扱えるかを確認する必要があります。Snowflake 側で GA になっても、周辺エンジンや connector の対応状況は別問題です。データ基盤チームは、どの table を v2 のままにし、どの workload で v3 を許可するかを policy として整理したいところです。
対象になりそうなチーム
- Snowflake Data Clean Rooms を partner analytics や privacy-preserving collaboration に使うチーム
- Clean Rooms API や template を自動化している platform / data collaboration 担当
- Snowflake-managed Iceberg tables や external Iceberg catalog を運用する data platform team
- Iceberg table format の version policy を管理する lakehouse / governance team
実務で確認したいポイント
Clean Rooms については、API Version 15.1 で自社の template、activation、collaboration workflow、CI/CD、監査ログが変わらないかを確認します。partner と共同運用している場合は、双方の利用可能バージョンとテスト日程を揃えます。
Iceberg v3 については、Snowflake での GA を受けて、既存 table format policy を見直します。新規 table で v3 を使うのか、既存 table を移行するのか、どの engine が read / write できるのか、rollback 可能性をどう担保するのかを事前に検証します。
結局、この更新をどう見るべきか
5月7日の Snowflake 更新は、データコラボレーションと open table format の両面で、実験段階から運用設計へ移すためのシグナルです。Clean Rooms は partner workflow の安定性、Iceberg v3 GA は lakehouse の相互運用性と governance の確認が中心になります。