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Power BI / リリースノート / 2026/05/06 / 重要

Power BI 2026年5月のリリースノート解説: Copilot summary shortcuts と visual calculations GA

AIGAdata

公式リリースノート

Microsoft Learn の Power BI What's new は、2026年5月更新として Copilot summary shortcuts、visual calculations / custom totals の 一般提供、新しい Get Data 体験 プレビュー などを案内しています。Power BI Desktop と サービス の両方に関係する月次更新です。

要点

  • Copilot summary shortcuts により、レポート ribbon や visual header から summary を出しやすくなる
  • Visual calculations と custom totals が 一般提供 になり、visual 内での計算・合計制御が本番候補になる
  • Power BI Desktop に新しい Get Data 体験が プレビュー として追加された
  • org アプリ 内の レポート subscriptions、landing page 指定、テーブル / matrix の固定幅など、配布・閲覧体験の更新も多い

今回の更新で変わること

2026年5月の Power BI 更新は、Copilot、reporting、modeling、data connectivity の複数領域にまたがっています。Copilot では、レポート ribbon からレポート全体の summary を生成したり、visual header から visual 単位の summary を出したりする導線が追加されました。利用者が レポート を読んでいる文脈から直接要約を呼び出せるため、Copilot を「別 pane で質問するもの」から「閲覧中の判断を助けるもの」へ近づける更新として読めます。

Reporting では、visual calculations と custom totals が 一般提供 になりました。Visual calculations は、セマンティックモデル 側に DAX measure を追加せず、visual の集計済みデータに対して running sum、moving average、percent of parent などを組み立てられる機能です。Custom totals では、テーブル / matrix の total 行に None や Average を含む集計方法を指定しやすくなります。レポート作成者にとっては柔軟性が増しますが、セマンティックモデル に置くべき計算と visual 側だけで完結させる計算の境界を決める必要も出てきます。

Data connectivity では、新しい Get Data 体験が プレビュー として案内されています。Power Query の接続先探索や接続フローを統一し、Microsoft Fabric、Power BI Desktop、Excel の体験をそろえる方向です。加えて、org アプリ 内の Power BI reports に対する subscriptions プレビュー、landing page 指定 一般提供、テーブル / matrix の column fixed width 一般提供 など、レポートを配布・閲覧する側の細かな使い勝手も更新されています。

対象になりそうなユーザー・チーム

  • Power BI Desktop / サービス を月次で展開している BI 管理者
  • Copilot in Power BI を評価・展開している Fabric / Power BI 管理担当
  • セマンティックモデル と レポート authoring の設計ルールを持つ BI 開発者
  • org アプリ、subscriptions、embedded reports を使ってレポート配布を管理しているチーム

実務で確認したいポイント

Copilot summary shortcuts は便利な導線ですが、要約の品質は セマンティックモデル、フィールド descriptions、レポート 設計、権限設定に左右されます。管理者は、Copilot 利用範囲、利用者への説明、機密データの扱いを確認したうえで展開したいところです。

Visual calculations と custom totals は 一般提供 になったため、本番レポートへの採用候補になります。ただし、重要な業務指標を visual 側の計算だけで持つと、別 レポート や downstream analysis で再利用しにくくなることがあります。共通 KPI は セマンティックモデル、探索的・表示専用の計算は visual calculation、というように使い分けを整理すると安全です。

新しい Get Data 体験は プレビュー なので、全員へ即標準化するより、検証環境で接続先、認証、アクセシビリティ、既存手順との違いを見る段階です。Desktop 配布を管理している組織では、May 2026 version の導入タイミングと training material の更新も合わせて確認したいところです。

結局、この更新をどう見るべきか

2026年5月の Power BI 更新は、Copilot による読み取り支援、visual 側の計算表現、接続体験、配布・閲覧体験がまとめて前進した月です。派手な AI 機能だけでなく、一般提供 になった visual calculations や custom totals が既存レポート設計に影響するため、管理者と作成者の両方で確認しておきたい更新です。