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Power BI 2026年2月10日の公式ブログ解説: Deprecation of old Excel and CSV import experience in Power BI Service
公式ブログ原文
Power BI 公式ページ Deprecation of old Excel and CSV import experience in Power BI Service は、Power BI Service の旧Excel/CSVインポート体験の廃止予定を知らせる一次情報です。
要点
- Power BI Service の Create ページに残っていた旧Excel/CSV import experience が段階的に廃止される
- 2026年5月31日に新規作成が止まり、2026年7月31日に既存semantic modelの更新が止まり、2026年8月31日にクエリ不可になる
- Power BI Desktopや新しいExcel/CSV connectorで作ったsemantic modelは対象外なので、旧方式で作られたモデルを特定することが最優先
今回のブログ記事で語られていること
今回のPower BI公式ブログは、新機能紹介ではなく、Power BI Service上の古いExcel/CSVインポート体験を使って作られたsemantic modelとレポートの扱いが段階的に変わる、という移行期限の告知です。対象になるのは、ServiceのCreateページから旧方式でExcelまたはCSVファイルを取り込んでレポートを作成した利用者です。一方で、Power BI Desktopでsemantic modelを作った場合や、現行のExcel/CSV connectorを使っている場合は影響を受けないと説明されています。
記事の中心は、まず自社のsemantic modelが旧方式かどうかを見分けることです。旧インポート体験で作られたsemantic modelは、ブラウザ上で編集できない、ダウンロードできない、スケジュール更新の選択肢がない、といった特徴があります。逆に、ブラウザ編集、ダウンロード、scheduled refreshが利用できる場合は、新しいconnector側で作られているため、この廃止の直接対象ではありません。つまり、管理者やレポート所有者は、単に「Excel/CSVを使っているか」ではなく、「どの作成経路でsemantic modelが作られたか」を確認する必要があります。
重要な日付は3段階です。2026年5月31日以降、旧インポート体験から新しいsemantic modelを作れなくなります。2026年7月31日以降、旧方式で作られた既存semantic modelは元ファイルからの更新が止まり、レポート自体は開けてもデータは同期されません。さらに2026年8月31日以降は、旧semantic modelへのクエリ自体ができなくなり、そのモデルに紐づくレポートも開けなくなるとされています。したがって、対象が見つかった場合は、単なる設定変更ではなく、サポートされる取り込み方法でレポートやsemantic modelを作り直す計画が必要です。
対象になりそうなユーザー・チーム
- Power BI admin / report author
- Power BI Service のCreateページからExcel/CSVを取り込んだレポート所有者
- semantic modelの更新、移行、利用停止期限を管理するIT・業務部門
実務でまず確認したいこと
- 旧インポート体験で作成されたsemantic modelを棚卸しする
- 2026年5月31日、7月31日、8月31日の3つの期限を移行計画に入れる
- 対象レポートを現行のExcel/CSV connectorやPower BI Desktopベースで作り直せるか確認する
どう読むべきか
これは小さなUI変更ではなく、古い作成経路に依存したレポートの更新停止・利用停止に関わる告知です。Power BI ServiceでExcel/CSV由来のレポートを長く使っている場合は、期限直前ではなく早めに対象モデルを洗い出す記事として読むべきです。