Power BI のロゴ

Power BI / リリースノート / 2025/10/01 / 重要

Power BI 2025年10月のリリースノート解説: Azure Maps 移行と Copilot DAX GA を含む 2025年10月更新

GAAIdeprecation

公式リリースノート

Azure Maps 移行と Copilot DAX GA を含む 2025年10月更新です。月次またはバージョン単位の更新として、作成体験、semantic model、Copilot、配布・管理、互換性のどこに影響があるかを分けて確認します。

要点

  • Bing Maps から Azure Maps への移行計画が明示され、地図 visual 利用レポートの棚卸しが必要になる
  • Copilot to write DAX queries in DAX query view が GA になり、DAX 作成支援が本番利用候補になる
  • Button slicer GA、Power BI Controller preview、ARM support など authoring と配布の改善も含まれる

今回の更新で変わること

Bing Maps visual の deprecation 計画は、地図を含む既存レポートに直接関係します。Azure Maps へ移行できるか、対象リージョンや政府クラウド、中国・韓国などの利用条件に問題がないかを確認する必要があります。

Copilot による DAX query 作成が GA になったことで、DAX を書ける一部の作成者だけに分析が集中する状態を少し緩和できます。一方で、AI が生成した DAX をどうレビューし、semantic model の説明や verified answers をどう整えるかは運用課題です。

Button slicer GA や Power BI Controller preview は、閲覧・プレゼンテーションの細かな摩擦を減らします。特に PowerPoint に複数の Power BI add-in を入れて定例資料を作るチームには、更新作業の省力化が効きます。

対象になりそうなユーザー・チーム

  • Power BI 管理者、Fabric / Power BI tenant 管理担当
  • semantic model を設計・レビューする BI 開発者
  • レポート作成者、業務部門向けダッシュボード運用担当
  • Copilot、Direct Lake、Power BI apps、Power BI Embedded を評価するチーム

主要な更新ポイント

まず何が変わるのか

Bing Maps visual の deprecation 計画は、地図を含む既存レポートに直接関係します。Azure Maps へ移行できるか、対象リージョンや政府クラウド、中国・韓国などの利用条件に問題がないかを確認する必要があります。

読み手にとって本当に価値があるポイント

Copilot による DAX query 作成が GA になったことで、DAX を書ける一部の作成者だけに分析が集中する状態を少し緩和できます。一方で、AI が生成した DAX をどうレビューし、semantic model の説明や verified answers をどう整えるかは運用課題です。

読んだあとにまずやること

Button slicer GA や Power BI Controller preview は、閲覧・プレゼンテーションの細かな摩擦を減らします。特に PowerPoint に複数の Power BI add-in を入れて定例資料を作るチームには、更新作業の省力化が効きます。

押さえておきたいポイント

Power BI の更新は preview、GA、deprecation、upcoming change が同じ月次ページに並びます。preview はすぐ全社標準にするものではなく、検証環境で制約や権限、既存テーマとの相性を見る段階です。GA は本番利用候補になりますが、既存レポートや配布方式に影響しないとは限りません。deprecation や upcoming change は、利用中の機能が少数でも対応期限を持つため、棚卸しを先に済ませる価値があります。

今すぐ対応が必要か

すぐ全員が操作を変える必要がある更新とは限りません。ただし、deprecation、Desktop の配布方式、Report Server の周辺コンポーネント、Copilot を使う semantic model の準備に関係する項目は、後からまとめて対応すると重くなります。管理者は対象機能の利用有無を確認し、作成者は検証用レポートで見た目・権限・更新手順を確認しておくのがよさそうです。

結局、この更新をどう見るべきか

この更新は、Power BI を単なるレポート作成ツールとしてではなく、Fabric、Copilot、semantic model、配布アプリ、オンプレミス運用をまたぐ分析基盤として見る必要があることを示しています。派手な機能だけでなく、廃止予定や既定動作の変更まで含めて、利用中のレポート群と管理ルールに照らして読むのが実務的です。