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Perplexity / リリースノート / 2026/07/14 / 重要

Perplexity Computerに継続記憶とWebサイト公開機能

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公式リリースノート

Perplexityは、Computerの継続記憶を担うBrain、実行中のオーケストレーターモデル切り替え、Webサイト公開、モデル別の利用分析などをまとめて公開しました。単発の調査支援から、文脈を引き継いで成果物を作成・公開する作業環境へ踏み込む更新です。

要点

  • Brainは、過去のセッション、接続サービス、ファイル、判断を非公開の文脈グラフとして整理し、次の作業へ引き継ぎます。
  • Computerでは高速モードのOpus 4.8と、複雑な作業を統括するClaude Fable 5を選べるようになり、作業の途中でもオーケストレーターモデルを変更できます。
  • 作成したWebサイトはpplx.app、またはVercel経由の独自ドメインへ公開でき、閲覧範囲も個人、指定ユーザー、組織、一般公開から選べます。
  • 管理者は一般公開を無効化でき、モデル別利用量は管理APIからも取得できます。導入時は記憶の保持範囲、公開権限、クレジット配分を一体で設計する必要があります。

今回の更新で変わること

今回の中心は、Computerが過去の作業を次回へ持ち越せるBrainです。Brainはセッション、コネクター、ファイル、過去の判断を横断して非公開の文脈グラフを作り、夜間に更新します。たとえば毎週の財務報告で前回と同じ形式や情報源を再利用したり、数週間前のプロジェクトを改めて説明せず再開したりできます。各記憶は元の情報へさかのぼれるようになっており、利用者はCustomize画面から不要な記憶を削除できます。Perplexityは、過去の文脈を使う評価で回答の正確性が25%、再現率が16%向上し、コストが13%下がったと説明しています。ただし、これは同社の試験結果であり、自社業務でも同じ改善幅になるとは限りません。

モデル運用も変わります。Computerの高速モードでOpus 4.8を利用できるようになり、Web版では複数段階の調査や長い文書作成を速く進められます。さらにClaude Fable 5をオーケストレーターとして選択でき、作業を分解して適切なツールやモデルへ振り分け、結果を統合できます。重要なのは、作業開始時にモデルを固定せず、同じタスクの途中で切り替えられる点です。重い推論だけ高性能モデルへ移し、その後の修正は低コストのモデルへ戻す、といった運用が可能になります。

成果物の出口も広がりました。Computerで作ったWebサイトをワンクリックでpplx.appへ公開でき、Vercelを接続すれば独自ドメインにも展開できます。閲覧範囲は本人のみ、指定した相手、組織全体、一般公開から選べます。非公開サイトには閲覧申請と承認の仕組みがあり、組織管理者は一般公開そのものを無効化できます。これにより社内ダッシュボードと外部向けページを同じ作成環境で扱えますが、公開先、機密情報、承認者を事前に分ける必要があります。

このほか、Computerと管理APIでモデル別の利用量を確認できるようになり、過去90日間のクレジット配分やモデル選択を分析できます。Macアプリではサインアウトせず個人用と業務用のアカウントを切り替えられ、履歴と設定はアカウントごとに分離されます。Forge Globalの情報を使った未公開企業の資金調達、評価額、セカンダリー価格の調査も追加されました。今回の更新は機能数が多いものの、運用上は「何を記憶するか」「どのモデルへ任せるか」「誰に公開するか」「費用をどう把握するか」という四つの管理点に整理できます。

関係する人

継続的な調査や資料作成にComputerを使う利用者、AIエージェントの記憶とモデル選択を管理する担当者、社内サイトや外部向けページの公開を統制する管理者に関係します。モデル別の利用量を費用管理へつなげたい組織にも実務的な影響があります。

対応の目安

まずBrainが保持する情報と削除手順を確認し、機密性の高い業務ではコネクターやファイルの対象を限定します。Webサイト公開を使う場合は一般公開を初期値にせず、組織の公開ポリシーと承認手順を先に決めます。モデル切り替えは品質だけでなくクレジット消費も計測し、管理APIの利用量データと合わせて評価するのが適切です。