Palantir / リリースノート / 2026/07/28 / 通常
Palantir InsightがGlobal Branchingで分析セッションの分岐に対応
公式リリースノート
Palantir FoundryのInsightで、Global Branchingを使い分析セッションをブランチ上のデータにスコープできるようになりました。
要点
- InsightでGlobal Branchingを使い、Ontologyデータやアクションをブランチ上の文脈で分析できます。
- ワークブックヘッダーやホームページのブランチセレクター、ブランチタスクバー、ブランチURLパラメーターが追加されています。
- ブランチ上では、ワークブック保存、object set公開、Excel export、非対応アプリでの結果表示など一部操作がサポートされません。
今回の更新で変わること
今回のPalantir Foundry announcementは、Insightの分析セッションをGlobal Branchingのブランチへスコープできるようにする更新です。ユーザーはInsightのワークブックヘッダーやホームページからブランチを選び、本線ではなくそのブランチ上のOntologyデータを見ながら分析し、アクションを実行できます。Foundryで本番データや業務オブジェクトに変更を加える前に、ブランチ上で仮説検証や影響確認を行いたいチームに関係します。
重要なのは、分析画面が単に別表示を持つのではなく、ブランチの文脈に入ることです。ブランチ上では、ホームページ、ワークブック、アクションの結果が本線ではなくブランチを反映します。URLにブランチパラメーターを含めて、最初からブランチにスコープされたInsightを開くこともできます。これにより、データモデルやOntology変更、業務ロジック変更を本番へ反映する前に、分析ユーザーが同じ画面で結果を確認しやすくなります。
ただし、公式発表は制約も明示しています。Insightワークブック自体は分岐可能なリソースではないため、ブランチ上ではワークブックやレイアウトの保存、object setの公開またはリスト保存、Excel export、ブランチ非対応アプリでの結果表示がサポートされません。Autosaveはブランチ上でも作業中の進捗を保持しますが、保存や公開ができるわけではありません。導入側は、ブランチ分析をレビュー用途として使い、本番成果物として保存・共有するタイミングを本線側の手順に戻す必要があります。画面上のブランチ表示も確認しておくとよいです。
関係しそうなチーム
FoundryでOntology変更をレビューするデータチーム、Insightを使う業務分析担当、ブランチ運用と本番変更管理を設計するプラットフォーム管理者に関係します。
実務で確認したいポイント
- ブランチ上で確認したい分析対象と、本線で保存・公開する成果物を分けます。
- 非対応操作を利用者へ周知し、Excel exportやobject set公開が必要な場合の戻り手順を決めます。
- URL共有やブランチタスクバーの表示を使い、分析者が今どのブランチを見ているかを誤認しないようにします。
結局、この更新をどう読むべきか
InsightをFoundryの分岐・レビュー運用へ近づける更新です。分析結果の安全な検証には有用ですが、ブランチ上でできない保存・公開操作も設計に入れる必要があります。