Palantir のロゴ

Palantir / リリースノート / 2026/07/23 / 通常

Palantir Workshopでウィジェットの生成と破棄を制御可能に

developer-toolsperformanceui

公式リリースノート

Palantir Workshopで、利用者がモジュール内を移動するとき、個別ウィジェットを生成・破棄する時点を制御できるようになりました。

要点

  • マウントは既定、画面に入るまで遅延、モジュール起動時の先行読込から選べます。
  • アンマウントは既定、画面外になった時点、セッション中は維持から選べます。
  • カスタムウィジェットのローカル状態保持や重い初期読込に使えますが、広範な適用はブラウザメモリーを増やします。

今回の更新で変わること

Workshopの既定動作では、ウィジェットはレイアウト上で表示されるとマウントされ、レイアウトから描画されなくなるとアンマウントされます。これにより、モジュール内を移動してもブラウザのリソース使用量が際限なく増えないようにしています。多くのモジュールではこの既定値が適切ですが、初回読込が重いウィジェットや、画面を離れてもローカル状態を残したいカスタムウィジェットでは、再表示のたびの初期化が利用体験を損なうことがあります。

今回、各ウィジェットにマウントとアンマウントの設定を別々に選べるようになりました。マウントは、レイアウトに合わせる既定動作、画面内へ入るまで遅らせるDelay until on-screen、モジュール起動時に先行して読み込むEagerly mountから選びます。長いスクロール画面の下部にある重いウィジェットは遅延し、頻繁に移動する画面は先行読込する、といった調整が可能です。

アンマウントは、レイアウトに合わせる既定動作、画面外になった時点で外すUnmount when off-screen、セッション中は維持するNever unmountから選びます。カスタムウィジェット内のiframeがアンマウントされると内部状態が失われるため、入力途中の状態を残したい場合にNever unmountが役立ちます。一方、非表示のウィジェットを多数維持するとブラウザメモリーを消費し、モジュール全体の性能が悪化します。

Palantirは高度な設定として位置付け、既定値が大半のウィジェットに適していると説明しています。適用候補は、初期問い合わせが重く利用者が頻繁に戻る画面、ローカル状態を失いたくないカスタムウィジェット、先に準備したい移動先、画面外でメモリーを解放したい長いレイアウトです。Performance Profilerで変更前後を測り、初期表示時間、再訪時の待ち時間、メモリー使用量のどれが改善したかを確認します。推測したイベント購読や外部APIの挙動を記事の根拠にせず、公式に示された六つの選択肢と計測結果に基づいて対象を限定するのが適切です。

関係しそうなチーム

Workshopアプリ開発者、画面性能を担当する基盤チーム、業務アプリの受け入れ試験担当に関係します。

実務で確認したいポイント

  1. マウントとアンマウントの六つの選択肢から、対象ウィジェットに必要な組み合わせを選びます。
  2. カスタムウィジェットの状態保持、初期読込、再訪時の待ち時間を確認します。
  3. Performance Profilerで初期表示とブラウザメモリーへの影響を比較します。

結局、この更新をどう読むべきか

表示時期、先行読込、画面外での破棄、セッション中の状態保持をウィジェットごとに選ぶ高度な設定です。既定値を基準に、計測で効果を確認できる重い部品やカスタムウィジェットへ限定して使いたいです。