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OpenAI / ChatGPT / Codex / リリースノート / 2026/06/15 / 重要

/usage、/import、削除機能が運用をどう変えるか

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公式リリースノート

OpenAI は 2026年6月15日、Codex changelog で Codex CLI 0.140.0 を公開しました。利用量の見える化、/goal の入力保持、セッション削除、Claude Code からの取り込み、メンションメニュー、認証情報の扱いなど、日常的に Codex を使う開発チームの運用に関わる更新がまとまっています。

要点

  • /usage で日次、週次、累計のアカウント別トークン利用状況を確認できるようになりました。
  • /goal は大きな貼り付け、長文、画像添付を保持しやすくなり、リモートのアプリサーバーセッションでも扱いやすくなっています。
  • codex delete/delete、アプリサーバー の thread/delete で永続的なセッション削除が追加され、確認手順とサブエージェントの片付けも含まれます。
  • Claude Code からセットアップ、プロジェクト設定、最近のチャットを選択的に取り込む /import が追加されました。
  • @ 入力でファイル、プラグイン、スキルの統合メンションメニューが開くようになり、Bedrock APIキーやCLI/MCP OAuth認証情報の保存も改善されています。

今回の更新で何が変わるのか

今回の Codex CLI 0.140.0 は、単一の目立つ機能追加というより、チームで継続利用するための管理面を厚くする更新です。まず /usage は、日次、週次、累計のアカウント別トークン利用状況を見られるようにするものです。Codex を個人の補助ツールとして使うだけなら、利用量は請求画面や感覚的な把握でも足りるかもしれません。しかし、複数人が開発、レビュー、調査、ドキュメント作成、移行作業に Codex を使い始めると、どの作業で利用が増えているのか、週次で急増していないか、個人やチーム単位で使い方に偏りがないかを確認する必要が出てきます。/usage は、その確認をCLI側の作業導線に近づける更新として読めます。

/goal の改善も、実務ではかなり重要です。大きなテキスト、長い貼り付け、画像添付が保持されるようになることで、仕様書、ログ、エラー画面、設計メモ、レビュー対象の長い依頼文を目標設定に含めやすくなります。リモートのアプリサーバーセッションでも改善されているため、ローカルCLIだけでなく、チームが共有する実行環境やリモート作業環境で Codex を使う場合にも影響します。目標に入れた文脈が途中で落ちると、後続の作業判断がずれるため、これは単なる入力欄の改善ではなく、長い作業を安全に継続するための信頼性改善です。

セッション削除機能は、情報管理と作業履歴の整理に関係します。codex delete/delete、アプリサーバー の thread/delete によって、不要になったセッションを永続的に削除できるようになりました。確認保護とサブエージェントの片付けが含まれる点から、誤削除を避けつつ、関連する実行状態を残さない方向の変更だと読めます。社内コード、顧客情報、調査途中のログなどを扱うチームでは、どの履歴を保持し、どの履歴を消すかのルールを決める必要があります。

/import は Claude Code からの移行や併用を想定した更新です。セットアップ、プロジェクト設定、最近のチャットを選択的に取り込めるため、すでに別のコーディングエージェントで作業文脈を持っているチームが、Codex 側へ段階的に作業環境を寄せやすくなります。ただし、取り込む対象にはプロジェクト固有の設定や過去のやり取りが含まれる可能性があります。便利さだけでなく、何を取り込むべきか、不要な設定や古い会話を持ち込まないかを確認する運用が必要です。

そのほか、@ でファイル、プラグイン、スキルの統合メンションメニューが開く変更は、作業対象を明示しながら依頼する流れを楽にします。Bedrock APIキー認証やCLI/MCP OAuth認証情報の暗号化されたローカル保存は、外部基盤やMCP連携を使うチームに関係します。バグ修正ではSQLite状態データベースの破損時にバックアップと再構築を行う点、/review のEsc操作でのクラッシュ防止、MCP起動失敗やOAuth認証情報の扱いの改善も含まれ、長く使うほど効いてくる安定性の更新です。

対象になりそうなユーザー・チーム

  • Codex CLI を日常的に使う開発者、レビュー担当、AI開発基盤担当
  • チーム単位で Codex の利用量や費用を見たい管理者
  • Claude Code との併用や移行を検討している開発チーム
  • MCP、Bedrock、リモート実行環境を組み合わせているプラットフォーム担当

実務でまず確認したいこと

まず、チームの利用量確認を /usage でどの頻度で見るかを決めるとよいです。週次レビュー、費用管理、異常な利用増の検知など、目的によって見るべき粒度が変わります。

次に、/goal に貼り付ける情報の扱いを確認してください。大きな仕様書や画像を入れやすくなるほど、機密情報や顧客情報を含める可能性も上がります。どのプロジェクトでどこまで許可するかは、利便性と情報管理の両方から決める必要があります。

/import を使う場合は、Claude Code から持ち込む設定、チャット、プロジェクト情報を選別してください。移行を楽にする一方で、古い前提や不要な設定を持ち込むと、後続の Codex 作業が混乱します。

今すぐ対応が必要か

既に Codex CLI をチームで使っている場合は、0.140.0 への更新内容を確認し、利用量確認と削除ルールだけでも先に整える価値があります。個人利用中心なら急ぎの変更ではありませんが、/goal/usage/delete/import は作業の習慣に関わるため、更新後に一度試しておくとよいです。

結局、この更新をどう見るべきか

Codex CLI 0.140.0 は、生成AIによる開発支援を「便利な対話」から「チームで管理しながら使う作業基盤」に近づける更新です。利用量、長い作業文脈、履歴削除、他ツールからの取り込み、外部認証情報という地味だが重要な面がまとまって改善されています。開発チームは、新機能の数よりも、日々の作業をどれだけ追跡しやすく、戻しやすく、移行しやすくするかという観点で読むべきリリースです。