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Looker / リリースノート / 2026/07/09 / 通常

Looker 26.12、行グループ化とFIPS 140-3対応を展開

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公式リリースノート

Looker 26.12 は、Looker(original)へ2026年7月12日から展開を開始し、7月26日に展開完了・ダウンロード提供となる予定です。表の行グループ化、行数上限の一般提供、FIPS 140-3対応に加え、ダッシュボードや配信に関する多数の修正を含みます。

要点

  • Looker(original)は7月12日が展開開始予定、7月26日が最終展開・ダウンロード提供予定です。
  • 両エディション共通で、表の行グループ化はプレビューかつ既定有効、KPI可視化のプレビューも既定有効、行数上限拡張は一般提供になります。
  • Google Cloud core 限定で FIPS 140-3 Level 1 に対応し、FIPS 140-2準拠インスタンスは26.12への更新時に自動移行します。

今回の更新で変わること

展開日程は Looker(original)について明示されています。開始予定は7月12日、全インスタンスへの展開完了とダウンロード提供は7月26日です。期間中は環境ごとに反映日が異なり得るため、7月12日にすべてのインスタンスが同時更新されるという意味ではありません。自社環境のバージョン表示を確認してから不具合や新機能の検証を始めます。

利用者に見える新機能では、表形式の可視化を階層的にまとめる「表の行グループ化」がプレビューで追加され、既定で有効になります。グループ化メニューから表示を調整できます。KPI 可視化もプレビューのまま既定有効になります。一方、「行数上限の拡張」は試験機能から外れ、一般提供へ移ります。プレビューと一般提供を同じ成熟度として扱わないことが重要です。

Looker(Google Cloud core)だけの変更として FIPS 140-3 Level 1 への対応があります。既存の FIPS 140-2準拠インスタンスは、26.12へ更新される際に新規格へ自動移行するとされています。これは Looker(original)全体の暗号準拠が変わるという説明ではありません。監査資料ではエディションと実際の更新日を併記します。

修正項目には、結果がないダッシュボードタイルで row_total がエラーとなりスケジュール配信を止める問題、PDF出力でカスタム可視化が切れる問題、ダッシュボードタブの複製後にタブを削除すると他タブの共有要素まで消える問題があります。定期配信、PDF、複数タブを業務で使う組織は、正常系だけでなくこれらの再現条件を優先して確認できます。

開発・管理面では、LookML バリデーターが本番更新後もローカルプロジェクト依存関係の古いキャッシュを使う問題、デプロイ管理画面のコミットハッシュがコンパイル中の表示から更新されない問題、開発モードのドリルで500エラーになる問題などが修正されます。Looker CI の実行通知メールには件名へ実行ID、本文へ Git ブランチとコミット情報が追加され、同じ件名でメールが一つのスレッドにまとまる問題を避けます。

すべてが新機能ではなく、core限定、両エディション共通、プレビュー、一般提供、修正が一つの版に混在しています。更新確認では、自社エディションに該当する項目だけを抽出し、既定有効になるプレビュー機能と、既存障害の修正確認を分けて管理する必要があります。

対象になりそうなユーザー・チーム

Looker 管理者、表・KPI・定期配信を管理する BI チーム、LookML と CI を運用する開発者、FIPS準拠を確認するセキュリティ・監査担当が対象です。

押さえておきたいポイント

  • Looker(original)と Google Cloud core のどちらを使っているかで対象項目を分ける。
  • バージョン表示で26.12への更新を確認し、予定日だけを根拠に検証を開始しない。
  • 既定有効になる表の行グループ化とKPI可視化が既存画面へ与える影響を確認する。
  • 結果なしタイルの配信、PDF、複製タブ削除など、修正された条件を回帰テストする。

実務へのつながり

検証環境へ26.12が反映された後、代表的な表とKPI、結果が空になる配信、カスタム可視化を含むPDF、複数タブのダッシュボードを確認します。LookML変更では依存プロジェクトを更新してバリデーターを実行し、CI通知が実行単位で識別できるかも確かめます。差分がなければ本番展開日に合わせて利用者へ告知します。

結局、この更新をどう見るべきか

26.12は日程だけの告知ではなく、既定有効になるプレビュー機能、一般提供への移行、規格対応、実務に影響する修正を含みます。自社エディションと反映日を確認し、画面機能と配信・開発の回帰テストを分けて進める更新です。