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Looker 26.10、Google Cloud core の最終展開とダッシュボード修正を反映
公式リリースノート
Google Cloud は Looker のリリースノートで、Looker 26.10 の展開情報と複数の修正を更新しました。Looker (Google Cloud core) は 2026年6月7日に展開開始、2026年6月21日に最終展開とされており、BigQuery 接続の Quickstart、Explore のスケジュール操作、ダッシュボード表示に関係する修正が含まれています。
要点
- Looker 26.10 は Looker (Google Cloud core) で 2026年6月21日に最終展開とされています。
- BigQuery 接続を Quickstart フローで作成したとき、一部の PDT 設定が使えない問題が修正されました。
- Explore で
Save and Scheduleを押したとき、Schedule ダイアログが読み込めないことがある問題が修正されました。 - Trino 接続では period-over-period measures がサポートされるようになりました。
- ダッシュボード tile の文字数が上限に近い場合、ユーザーへ警告する変更もリリースノートに記載されています。
今回の更新で変わること
今回の Looker 26.10 の更新は、大きな新機能だけでなく、日々の分析運用でつまずきやすい細かな不具合を減らす内容として読む必要があります。特に Looker (Google Cloud core) を使っているチームにとっては、リリースノート上の「最終展開」が 2026年6月21日になっている点が重要です。すでに 6月7日から展開は始まっていましたが、全環境で同時に挙動が変わるわけではないため、同じ 26.10 の説明でも、どのインスタンスでいつ反映されたかを確認する必要があります。
BigQuery 接続の Quickstart フローに関する修正は、運用上の影響が分かりやすい項目です。公式ノートでは、Looker (Google Cloud core) インスタンスで BigQuery 接続を Quickstart フローから作成した場合に、一部の PDT 設定が利用できない問題が修正されたと説明されています。PDT は派生テーブルの永続化や更新設計に関わるため、接続作成直後に期待した設定が見えないと、モデル開発者や管理者は原因切り分けに時間を使うことになります。今回の修正により、Quickstart で作った接続でも、想定どおりに設定を確認できる状態に戻ると読めます。
Explore の Save and Schedule 修正も、定期配信を使う現場では見逃せません。Explore から保存してスケジュール配信を設定する流れは、分析担当者がダッシュボード化前の問いを共有する場面で使われます。Schedule ダイアログが読み込めない問題があると、ユーザーは権限、ブラウザー、保存先、クエリ内容のどれが原因なのか判断しづらくなります。今回のリリースノートでは、この操作が期待どおり動くようになったとされているため、該当していた環境では再テストする価値があります。
Looker (Google Cloud core) と Looker (original) の両方に関係する変更として、Trino connections で period-over-period measures がサポートされる点も記載されています。PoP measures は、週次、月次、前年同期間などの比較を標準化したいチームに関係します。Trino を分析基盤のクエリエンジンとして使っている場合、LookML 側で比較指標をどこまで共通化できるか、既存の手書き SQL や派生テーブルを置き換えられるかを確認する必要があります。
また、ダッシュボードタイルのテキストが 256 文字の上限に近づいたときに警告する変更も含まれています。これは小さな UI 変更に見えますが、長い注釈や説明文をタイルテキストに入れているチームでは、保存後に意図せず切れる、翻訳後に長くなる、レビュー時に見落とすといった問題を防ぎやすくなります。あわせて、ダッシュボードのフィルターバー、システムアクティビティのダッシュボードタイル、ダッシュボードタイルの横ドラッグ、カスタムカレンダー項目のフィルターなど、ダッシュボード操作に関わる修正も並んでいます。
実務で確認したいポイント
- Looker (Google Cloud core) の自社インスタンスが 26.10 の最終展開後の状態か確認する。
- BigQuery 接続を Quickstart フローで作っている場合、PDT 設定が必要な形で表示・利用できるか再確認する。
- Explore からの
Save and Scheduleを使う定期配信フローを、代表的な権限ロールで再テストする。 - Trino 接続の PoP measures を使う場合、既存の比較指標や派生テーブルとの重複を整理する。
- ダッシュボード tile text の上限警告を、説明文や注釈の運用ルールに反映する。
結局、このリリースをどう見るべきか
Looker 26.10 の今回のリリースノートは、派手な機能追加よりも、Google Cloud core での展開完了と、分析者が日常的に触る接続作成、Explore の配信設定、ダッシュボード操作の安定性を確認するための更新です。Looker 管理者は、バージョン番号だけでなく、対象が Looker (Google Cloud core) なのか Looker (original) なのか、該当する接続やダッシュボードがどれかを切り分けて確認しておきたいです。