Hex / リリースノート / 2026/07/14 / 重要
Hex、クレジット予算・文脈データ・役割申請の管理を強化
公式リリースノート
Hexは、エージェントクレジットの予算管理、Context Studioデータへのプログラムアクセス、企業ユーザーの役割変更申請の制御を一つの更新で追加しました。
要点
- ワークスペースクレジットプールの自動補充に任意の月次支出上限を設定できます。
- ユーザー、グループ、ワークスペース既定の順で、月次の追加クレジット配分を制御します。
- スレッド、メッセージ、メタデータ、ユーザー情報をCLI/APIで取得し、役割申請を無効化または設定できます。
今回の更新で変わること
クレジット管理では二つの予算階層が加わりました。自動補充を使うワークスペースは月次支出上限を設定し、必要量を追加しながら月間上限を越えないようにできます。年初にクレジットを購入済みの組織向けには、1ユーザー・1カ月当たりの追加のオンデマンド配分を無制限、アクセスなし、カスタム上限から選び、個別、グループ、ワークスペース既定へ適用できます。複数ルールが競合した場合は個別上限、該当するグループの最大上限、ワークスペース既定の順で決まります。
文脈Studioのクレジット消費、トピック、警告はUIだけでなくCLIまたはAPIから取得できます。出力対象はワークスペース内のスレッド、ユーザーとエージェントのメッセージ、スレッド単位のメタデータです。氏名、メール、グループ所属のユーザー情報と結合し、誰がどの話題へクレジットを使っているか、どの文脈を改善すべきかを分析できます。これはコストの可視性を高める一方、会話内容とIDを外部分析へ出すため、アクセス制御、データ保持、個人情報の取り扱い、出力先を厳格に管理する必要があります。
企業向け管理では、Viewerからエディター、ExplorerからCLIアクセスへの変更など、役割変更の申請を許可、禁止、または構成できます。非公式なメッセージで権限変更を受ける代わりに、申請経路をワークスペースポリシーへ合わせられます。今回の更新は、AI利用コストとIDガバナンスを同じ管理画面へ寄せた点が重要です。上限を低くするだけでなく、必要な価値の高いワークフローが止まった場合の申請、承認、例外を設計する必要があります。予算ルールを変更した時は、影響する利用者とグループを記録し、意図しない停止がないかも確認すべきです。
関係する人
Hex管理者、FinOps、AI利用量の責任者、セキュリティ・ID管理者、Context Studioを分析するデータチームに関係します。
対応の目安
ワークスペース既定を設定し、利用頻度の高いユーザーと重要なグループだけ個別例外を付けます。CLI/APIによる出力はサービスアカウントと保存先を限定し、役割申請の承認者とSLAを決めてから有効化します。