Google Gemini / リリースノート / 2026/06/15 / 重要
Imagen 4・Gemini 3 Image・Veoモデルの廃止予定
公式リリースノート
Google は 2026年6月15日、Gemini API のリリースノートで画像生成モデルと動画生成モデルの廃止予定を案内しました。Imagen 4 と Gemini 3 Image 系は 2026年8月17日、Veo 2.0 / 3.0 系は 2026年6月30日に停止予定です。
要点
imagen-4.0-generate-001、imagen-4.0-ultra-generate-001、imagen-4.0-fast-generate-001が廃止対象として案内されています。- 画像生成では Imagen 4 と Gemini 3 Image モデルが 2026年8月17日に停止予定です。
- 動画生成では
veo-2.0-generate-001、veo-3.0-generate-001、veo-3.0-fast-generate-001が 2026年6月30日に停止予定です。 - Veo については、Veo 3.1 のプレビューIDまたは Gemini Enterprise エージェントプラットフォーム 経由の 3.1 一般提供モデルへの移行が案内されています。
- 画像・動画生成を本番機能で使うチームは、モデルID、移行先、出力品質、費用、停止日を確認する必要があります。
今回の更新で変わること
今回の Gemini API 更新は、新機能追加ではなく、既存モデルを使っている実装に影響する廃止予定の案内です。画像生成では、Imagen 4 と Gemini 3 Image モデルとして imagen-4.0-generate-001、imagen-4.0-ultra-generate-001、imagen-4.0-fast-generate-001 が廃止対象として示され、2026年8月17日に停止予定とされています。Gemini APIで画像生成を使っているアプリケーションは、リクエスト中のモデルIDを棚卸しし、該当IDが残っていないかを確認する必要があります。
動画生成側では、veo-2.0-generate-001、veo-3.0-generate-001、veo-3.0-fast-generate-001 が 2026年6月30日に停止予定です。こちらは画像生成より停止日が近いため、該当モデルを使っている場合は優先度が高くなります。公式リリースノートでは、Veo 3.1 のプレビューIDである veo-3.1-generate-preview、veo-3.1-fast-generate-preview、または Gemini Enterprise エージェントプラットフォーム で利用できる 3.1 一般提供モデルへの移行が案内されています。どの経路を選ぶかは、実装しているAPI、利用可能な環境、プレビュー利用の許容度、商用機能の安定性要件によって変わります。
廃止予定で特に注意すべきなのは、モデルIDの置き換えが単なる文字列変更で終わらない可能性があることです。画像や動画生成では、同じプロンプトでもモデルによって出力の傾向、品質、速度、費用、セーフティ挙動、対応パラメータが変わる場合があります。生成結果をユーザーへ直接見せるプロダクト、クリエイティブ制作、広告素材、動画生成ワークフローでは、移行先モデルの出力を比較し、品質基準やレビュー手順を更新する必要があります。
また、停止日は運用上の期限として扱うべきです。2026年6月30日に停止するVeo系モデルは、検証、実装変更、リリース、ロールバック準備の時間が短い可能性があります。2026年8月17日に停止する画像生成モデルも、後回しにすると複数アプリやジョブに残ったモデルIDを見落としやすくなります。コード、設定、プロンプト管理画面、ワークフロー、バッチ処理、社内ツール、サンプルノートブックまで含めて検索する必要があります。
今回の更新は、Gemini API を長期的に使うチームに対して、モデルライフサイクル管理を明示的に行う必要があることを示しています。最新モデルへの移行は性能向上の機会でもありますが、本番運用では互換性、品質、費用、承認の確認が欠かせません。
対象になりそうなユーザー・チーム
- Gemini API で画像生成または動画生成を本番機能に組み込んでいる開発チーム
- Imagen、Gemini Image、Veo 系モデルIDを設定ファイルやワークフローに持っているチーム
- 生成結果の品質、ブランド、セーフティ、レビューを管理するプロダクト・クリエイティブ担当
- モデル廃止に伴う停止リスクを管理するAIプラットフォーム担当
実務でまず確認したいこと
まず、ソースコード、環境変数、設定画面、プロンプトテンプレート、バッチジョブ、サンプルコードに対象モデルIDが残っていないか検索してください。特に動画生成の Veo 2.0 / 3.0 系は停止日が近いため、優先して確認する必要があります。
次に、移行先モデルで出力品質、処理時間、費用、エラー率、セーフティ挙動を比較してください。単純に新しいモデルIDへ差し替えるだけでなく、ユーザーへの見え方、社内レビュー、失敗時の代替導線まで確認することが重要です。
今すぐ対応が必要か
対象モデルIDを使っている場合は対応が必要です。特に Veo 系は 2026年6月30日停止予定なので、すぐ棚卸ししてください。画像生成モデルは 2026年8月17日停止予定ですが、複数サービスに埋め込まれている場合は早めに移行計画を作るべきです。対象モデルを使っていない場合でも、モデル廃止を検知する仕組みがあるか確認しておく価値があります。
結局、この更新をどう見るべきか
Gemini API の2026年6月15日更新は、画像・動画生成モデルを本番利用するチームにとって、モデルライフサイクル管理の実務課題です。新しいモデルへ移ること自体より、停止日までに対象IDを見つけ、出力品質と運用を検証し、ユーザー影響を避けることが重要です。