DeepSeek / リリースノート / 2026/07/24 / 重要
DeepSeekが旧モデル別名を廃止しV4 Flashへ移行
公式リリースノート
DeepSeekは、deepseek-chatとdeepseek-reasonerのモデル別名を廃止し、互換期間中はdeepseek-v4-flashの非思考・思考モードへ対応付けると案内しました。
要点
- 旧モデル名へ依存する設定を棚卸しする必要があります。
- 同じ基盤モデルを指しても、思考モードの違いは応答時間や出力へ影響します。
- 互換期間を恒久仕様と見なさず、新しい識別子へ明示的に移行します。
今回の更新で変わること
アプリ、環境変数、モデル許可一覧、評価ジョブで使われてきた二つの別名が廃止対象になります。互換期間中はdeepseek-chatが非思考モード、deepseek-reasonerが思考モードを指しますが、別名が残っているからといって移行が不要になったわけではありません。呼び出し箇所を検索し、正式なモデル指定とモード設定へ置き換えてください。
切り替え前後では、応答形式、ツール呼び出し、構造化出力、処理時間、利用量を同じ評価入力で比較します。提供側の別名へ任せる構成は追跡しにくいため、アプリ側の許可済みモデル台帳に明示し、変更時に評価と承認を通す仕組みが適しています。廃止日時を越える処理や再実行ジョブも忘れず確認します。
別名はコードだけでなく、管理画面の設定、秘密情報管理、監視条件、費用集計、利用者が保存したテンプレートにも残ります。要求ログから実際に使われている名前を集計し、静的検索で見つからない呼び出しも洗い出します。外部の代理サービスやライブラリが別名を固定している場合は、その更新予定と一時的な回避方法を確認してください。
移行は利用量の少ない経路から始め、旧名と新指定を同じ入力で比較します。思考モードでは応答開始までの時間や利用量が変わり得るため、タイムアウトと予算上限も再調整します。切り替え後も旧名の呼び出しを監視し、ゼロになったことを確認してから互換設定を削除すると、見えない依存を残しにくくなります。
障害時に旧別名へ戻す手順は廃止後に機能しないため、正式識別子の別版や別提供者を含む代替経路を別に準備します。 移行完了日は運用台帳へ残し、問い合わせ時に実際のモデルを説明できるようにします。
関係しそうなチーム
DeepSeek APIを利用する開発者、モデル経路を管理するAI基盤担当、品質評価を担当するチームに関係します。
実務で確認したいポイント
- 二つの旧別名をコードと設定から検索します。
- 思考・非思考モードごとに回帰評価します。
- 正式識別子への切り替えと戻し方を記録します。
結局、この更新をどう読むべきか
互換対応があるうちに暗黙のモデル選択を明示化するための廃止通知です。名前の置換だけで終えず、モード差を含む評価が必要です。