Databricks / リリースノート / 2026/07/23 / 重要
Power BIとTableauのレポートをAI/BIへ取り込む機能が公開プレビュー
公式リリースノート
Databricksは、Power BIとTableauのレポートをGenie CodeでAI/BIダッシュボードへ取り込む機能を公開プレビューにしました。
要点
- Tableauの
.twb、.twbx、.tds、.tdsxとPower BIの.pbitを取り込めます。 - Genie Codeは可視化に加え、元の業務ロジックを反映するローカルメトリックビューを作ります。
- 直接アップロードは100MBまでで、大きなファイルはUnity Catalogボリュームから参照します。
今回の更新で変わること
Genie CodeへTableauまたはPower BIのファイルを渡すと、元の可視化を再現するAI/BIダッシュボードと、業務ロジックを反映するメトリックビューを作成します。対応する拡張子はTableauの.twb、.twbx、.tds、.tdsxと、Power BIレポートテンプレートの.pbitです。ダッシュボード一覧のCreateから始める方法、空のダッシュボードでGenie Codeを開く方法、チャットへ/importBIと入力する方法があります。
ファイルはチャットへ直接添付するほか、Unity Catalogボリュームに保存したものを参照できます。直接アップロードの上限は100MBです。それを超えるファイルは、先にボリュームへ置き、/importBIの後へ@/Volumes/...形式のパスを指定します。.twbxが大きい場合は展開して.twbをアップロードする方法も案内されています。利用にはアカウントとワークスペースの双方でPartner-Powered AIを有効にし、管理者がPreviewsページのImport from External BI to AI/BIを管理します。
取り込み時、Genie Codeは既定でメジャーとディメンションからローカルメトリックビューを作ります。ローカルメトリックビューは作成したダッシュボード内だけで参照できます。完成したデータモデルを他のダッシュボード、Genieエージェント、ノートブックから再利用し、アクセス制御、リネージ、検索性を持たせるには、Unity Catalogのメトリックビューへ昇格します。Databricksも完成したメトリックビューの昇格を推奨しています。画面を移すだけでなく、移行した業務定義をどこで管理するかまで決める必要があります。
公式のベストプラクティスでは、高品質な参照画像を必ず渡し、Genie Codeがレイアウトと数値を照合できるようにすること、会話で追加指示を出しながら精度を上げることが挙げられています。また処理中にブラウザタブを閉じたりワークスペースの別画面へ移動したりすると、移行エージェントが中断され、未完成の結果が残ります。取り込み後は、参照画像と元レポートを使い、主要指標、フィルター、日付境界、集計粒度を比較します。公開プレビューであるため、代表的な複雑レポートから試し、変換結果とメトリックビューを人が承認してから本番へ昇格するのが適切です。
関係しそうなチーム
BI基盤の移行担当、Power BI・Tableau管理者、Databricks AI/BIの導入チームに関係します。
実務で確認したいポイント
- 対応拡張子、100MB上限、Unity Catalogボリューム経由の取込方法を確認します。
- 高品質な参照画像と元レポートを使い、変換後の数値とレイアウトを比較します。
- ローカルメトリックビューを検証し、再利用するものだけUnity Catalogへ昇格します。
結局、この更新をどう読むべきか
BI移行の初期変換を短縮する機能です。変換率ではなく、業務指標とアクセス制御が保持されたかを完了条件に置く必要があります。