Databricks / リリースノート / 2026/07/21 / 重要
Genie One/Genieエージェントの無料利用を請求データへ補正
公式リリースノート
Databricksは、2026年7月31日まで無料のGenie OneとGenieエージェントについて、請求データと予算表示を正す一時補正を開始しました。
要点
system.billing.usageへ過去の課金表示を相殺する補正レコードが入ります。- 予算判定から対象コストが差し引かれ、予算画面の支出額が下がる場合があります。
- Genie Codeの利用量と請求は今回の補正対象ではありません。
今回の更新で変わること
Genie OneとGenieエージェントは2026年7月31日まで無料ですが、請求データや予算画面に利用額が残っていた環境があります。7月21日から行われる補正では、system.billing.usageに従来のGenie One/Genieエージェント利用量を打ち消すレコードが追加されます。集計後の請求対象利用量がゼロになるようにする処理であり、利用履歴そのものを消す説明ではありません。コスト集計を自前で行うチームは、補正レコードの種別を無視せず、正負を含めて集計する必要があります。
予算でも同じ対象コストが相殺されます。そのため予算UIの支出表示は少し下がり、補正前にはしきい値を超えていた利用者が補正後にしきい値内へ戻る場合があります。アラートや利用停止を予算しきい値に連動させている場合、数字が下がった理由を実利用の減少と取り違えないようにしてください。7月21日前後の予算イベントと補正後の表示を並べて確認すると影響を把握しやすくなります。
これは無料期間を請求データへ正しく反映する一度限りの調整です。Genie Codeは対象外で、同じGenie名称を持つ機能を一括して無料と解釈してはいけません。7月31日以降の料金条件も今回の記載だけでは確定しないため、無料期間終了前に最新の料金表と予算設定を確認する必要があります。FinOps担当は補正レコードを含む集計SQLを検証し、BI担当は予算ダッシュボードの変化を利用者へ説明できる状態にしておくとよいです。
請求データを別の会計システムへ転送している場合は、補正レコードが次回同期に含まれるかも確認してください。月次締めの前後で集計値が変わるため、確定値として保存したレポートとの差分を注記し、二重に手動相殺しないことが大切です。
対象になりそうなユーザー・チーム
Genie One/Genieエージェントを利用するBIチーム、system.billing.usageを集計するFinOps担当、Databricks予算を管理する担当に関係します。
今すぐ対応が必要か
対象利用がある場合は確認が必要です。補正後の集計がゼロになること、予算アラートが意図せず解除されていないこと、Genie Codeを同じ扱いにしていないことを確かめてください。
結局、この更新をどう見るべきか
新機能ではなく、無料期間と請求表示を一致させる会計上の補正です。利用量の減少ではないため、補正レコードを正しく集計することが中心になります。