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Databricks / リリースノート / 2026/06/12 / 重要

Databricks、Zerobus Ingest と SQL AI Functions の既定有効化予定を更新

AIdatagovernance

公式リリースノート

Databricks は 2026年6月12日更新の What's coming? で、コンプライアンス・セキュリティプロファイルが有効なワークスペース向けの Zerobus Ingest や SQL AI Functions の既定有効化、Declarative Automation Bundles の direct deployment engine 既定化、ワークスペース entitlements の変更予定などを示しました。

要点

  • Zerobus Ingest は 2026年7月中旬、コンプライアンス・セキュリティプロファイル有効ワークスペースで既定有効化予定
  • ai_extractai_classify も、対象コントロールを選択したコンプライアンス・セキュリティプロファイルのワークスペースで 2026年7月中旬に既定有効化予定
  • Declarative Automation Bundles は 2026年7月24日から direct deployment engine を既定にし、Terraform deployment engine 利用中の bundle は移行対象になる
  • ワークスペースに principal を追加するときの entitlements 付与挙動は、2026年6月15日から opt-in、9月14日に全ワークスペースで強制予定

何が変わったのか

今回の What's coming? は、単一機能の小さな予告ではなく、Databricks 管理者が早めに確認すべき複数の既定挙動変更を含んでいます。Zerobus Ingest は、Lakeflow Connect でデータを Unity カタログの Delta テーブルへ直接書き込む push-based ingestion API として説明されています。コンプライアンス・セキュリティプロファイル有効ワークスペースで既定有効になる予定のため、厳格な統制環境でも取り込み経路が増えることになります。

SQL AI Functions の ai_extractai_classify も、HIPAA、PCI-DSS、FedRAMP Moderate などのコントロールを選択したコンプライアンス・セキュリティプロファイル環境で既定有効化される予定です。非構造テキストからスキーマに沿って情報を抽出したり、文書をラベル分類したりする用途に使えるため、データ分類、ルーティング、文書処理、エージェント補助のワークフローに関係します。一方で、AI 関数が既定で利用可能になると、どのユーザーがどのデータに対して使えるのか、出力をどう検証するのか、コストと監査をどう見るのかが重要になります。

Declarative Automation Bundles の direct deployment engine 既定化も、CI/CD や IaC 運用に影響します。Terraform deployment engine からの移行が発生するため、既存 bundle の挙動、権限、差分適用、失敗時の戻し方を検証しておく必要があります。さらにワークスペース entitlements の変更では、users システムグループからの暗黙継承に頼らず、principal 追加時に entitlements を明示的に付与する方向へ変わります。既存 principal は移行されますが、SCIM や Terraform、ワークスペース SCIM APIs、自動化スクリプトがシステムグループ entitlements を前提にしている場合は修正が必要です。

実務で確認したいポイント

管理者は、コンプライアンス・セキュリティプロファイル有効ワークスペースで Zerobus Ingest、ai_extractai_classify が利用可能になったときの権限、監査、費用、データ分類への影響を確認してください。AI 関数は便利ですが、機密文書や規制対象データに対して誰が実行できるかを明確にしておく必要があります。

Databricks のデプロイ自動化を使っているチームは、Declarative Automation Bundles の direct deployment engine への移行計画を確認します。ワークスペース entitlements については、6月15日からの opt-in、7月27日の自動有効化、9月14日の強制というタイムラインに合わせて、SCIM、Terraform、グループ nesting、clone group 保持を点検したいところです。

どう読むべきか

今回の What's coming? は、将来の機能予告というより、管理者が期限付きで準備すべき運用変更の一覧です。Databricks を統制環境で使う組織ほど、既定有効化、AI 関数の利用範囲、deployment engine 移行、entitlements 変更を早めに検証する必要があります。