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Confluent Cloud、Salesforce SObject Sink の null フィールド扱いを設定可能に
公式リリースノート
Confluent は 2026年6月19日、Confluent Cloud のリリースノートで fully-managed Salesforce SObject Sink コネクターの null フィールド扱いを設定可能にしたと案内しました。新しい ignore.null.fields プロパティにより、null を Salesforce 側の値削除として扱うか、既存値を残すかを選べます。
要点
- Salesforce SObject Sink コネクター に
ignore.null.fieldsプロパティが追加されました。 trueにすると null フィールド を無視し、Salesforce の既存値を保持します。- 既定値の
falseでは、null を書き込んで Salesforce 側の フィールド を clear します。 - batched と non-batched の両方のシナリオに適用されます。
今回の更新で変わること
Salesforce へデータを同期する sink コネクター では、null の扱いが業務データに直接影響します。ソース側で フィールド が null になったとき、それを「値を消す意思」と見るのか、「今回は値が無いので既存値を触らない」と見るのかで、Salesforce 上の顧客情報、案件情報、属性、ステータスの結果が変わります。今回の ignore.null.fields は、その判断を コネクター 設定として明示できるようにする更新です。
公式リリースノートでは、ignore.null.fields を true にすると null fields を無視して既存の Salesforce values を保持し、既定の false のままでは null を書き込んで フィールド を clear すると説明されています。batched と non-batched の両方に適用されるため、処理方式によって null の意味が変わることを避けやすくなります。
実務で重要なのは、null が必ずしも同じ意味を持たないことです。データソースによっては、未取得、未入力、削除、権限不足、変換失敗がすべて null として流れてくる場合があります。その null を Salesforce にそのまま反映すると、既存の営業情報や顧客属性が意図せず消える可能性があります。一方で、意図的に フィールド を clear したい業務では、null を無視すると古い値が残り続けます。
そのため、この更新は単なるオプション追加ではなく、連携仕様を明文化するための材料になります。Salesforce は営業、サポート、マーケティングの業務判断に使われることが多く、null の反映ミスはレポート、ワークフロー、自動通知、顧客対応の質に影響します。データ連携チームは、ソース側の null 発生理由と Salesforce 側で期待する結果を分けて確認し、必要に応じてフィールド単位のテストケースを作ると安全です。
実務で確認したいポイント
Salesforce SObject Sink を使っているチームは、対象 フィールド ごとに null の意味を確認したいです。特に、CRM 上で人が編集する フィールド、外部システムが補完する フィールド、レポートやワークフロー条件に使う フィールド は、null の扱いを変える前にテストが必要です。
また、既定値は false なので、従来どおり null を書き込んで clear する挙動になります。既存値を残したい場合は、明示的に ignore.null.fields=true を設定し、batched / non-batched の両方で期待どおり動くかを検証してください。
どう読むべきか
この更新は小さな コネクター 設定に見えますが、Salesforce の業務データ品質に直結します。null を「削除」と見るか「未更新」と見るかを コネクター 側で選べるようになったため、連携チームは同期仕様と業務ルールを改めて合わせておきたいところです。