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ClickHouse / 公式ブログ / 2026/06/30 / 通常

Clever の ClickHouse Cloud ログ分析コスト最適化

data-platformoperations

公式ブログ原文

ClickHouse Blog は、Clever が ClickHouse Cloud を使って同じコストで大幅に多くのログを取り込むようになった事例を公開しました。オブザーバビリティ基盤を運用するチームにとって、これはログ量の増加に対して、保存、検索、コスト、運用負荷をどう管理するかという話です。

要点

  • Clever の事例は、ログ取り込み量とコストのバランスを ClickHouse Cloud で改善した内容です。
  • オブザーバビリティ では、すべてを保存するだけでなく、調査に必要な粒度と検索速度を保つことが重要です。
  • 自社で参考にする場合は、保存期間、圧縮、クエリ頻度、アラート連携を確認したいです。

今回のブログ記事で語られていること

この記事は、Clever が大規模ログを扱う観測基盤で ClickHouse Cloud を利用した事例です。クラウドサービスやSaaSでは、アプリケーションログ、インフラメトリクス、監査イベント、リクエストログが増え続けます。ログが増えると、保管コストを抑えるためにサンプリングや保存期間短縮を行いがちですが、障害調査やセキュリティ調査では細かいログが必要になることもあります。Clever の事例は、取り込み量を増やしながらコストを抑えることで、調査可能性を広げる方向の話として読めます。

実務では、ログ基盤の価値は「どれだけ保存できるか」だけでは決まりません。障害発生時に、対象サービス、ユーザー、時間帯、エラー種別、リクエストIDなどで素早く絞り込める必要があります。ClickHouse Cloud のような列指向分析基盤は、大量ログの集計や探索に向きますが、効果を出すにはスキーマ、パーティション、インデックス相当の設計、TTL、圧縮、取り込みバッチの設計が重要です。ログを多く入れられるようになっても、クエリが複雑すぎたり、必要なフィールドが正規化されていなかったりすると、調査時間は短くなりません。

また、オブザーバビリティ基盤は開発者、SRE、セキュリティ、サポートが共同で使います。コスト最適化を目的に移行する場合でも、既存のアラート、ダッシュボード、ログ検索手順、オンコール運用が変わるかを確認したいです。Clever の事例を参考にするチームは、自社のログ量、ピーク時の取り込み、保存期間、検索頻度、障害時の同時アクセスを測り、ClickHouse Cloud でどの範囲を置き換えるか、どの範囲を既存ツールと併用するかを決める必要があります。

今回のブログ記事が関係する人

オブザーバビリティ、ログ分析、SRE、セキュリティ調査、ClickHouse Cloud の導入を検討するデータ基盤チームに関係します。

実務で確認したいポイント

  • 現在のログ量、保存期間、クエリ頻度、コストをベースライン化する。
  • ClickHouse Cloud に入れるログのスキーマ、TTL、圧縮、パーティションを設計する。
  • 障害調査や監査で必要な検索条件が高速に使えるか検証する。
  • 既存のアラート、ダッシュボード、オンコール手順との接続を確認する。

結局、今回のブログ記事をどう読むべきか

Clever の事例は、ログ分析のコスト制約を緩め、より多くの観測データを調査に使える可能性を示しています。自社で使う場合は、取り込み量だけでなく、検索設計と運用手順まで含めて評価したいです。