ClickHouse / リリースノート / 2026/06/25 / 重要
ClickHouse 26.6、クエリ deduplication 実験機能の削除を含む更新
公式リリースノート
ClickHouse の 2026年6月25日 changelog には、Presentation / Video を伴う ClickHouse release 26.6 のリリース情報と、実験的なクエリ重複排除機能の削除を含む backward incompatible change が示されています。
要点
- ClickHouse 26.6 のリリースが changelog に掲載されました
- 実験的なクエリ重複排除設定は、長く実験的な状態だった機能として削除対象になっています
- 実験機能を有効にしていたクラスターやクエリ設定は、アップグレード前に確認が必要です
- 26.6 への更新では、通常の新機能だけでなく設定互換性と運用手順を確認する必要があります
今回の更新で変わること
今回の ClickHouse changelog で重要なのは、バージョン 26.6 のリリース情報に加えて、実験的なクエリ重複排除機能に関する backward incompatible change が含まれている点です。この設定は実験機能として長く存在していましたが、テストや保守の観点から削除されると説明されています。実験機能を本番や一部ワークロードで有効にしていた場合、アップグレード時に設定が通らない、期待していた重複排除の挙動が使えない、または関連する運用手順を見直す必要が出る可能性があります。
ClickHouse のリリースノートは、性能改善や新機能だけでなく、互換性に関わる小さな項目が実運用で大きく効くことがあります。特に、設定ファイル、ユーザー単位の settings プロファイル、クエリごとの SET、CI の統合テスト、運用 ランブック に実験設定が残っている場合は、削除対象の機能を見落としやすいです。アップグレード前に、設定検索、代表クエリの実行、エラーログ確認、ロールバック手順を用意する必要があります。
実務では、26.6 で何が便利になったかだけでなく、自社が実験機能をどこまで許容しているかを見直す機会になります。ClickHouse は高速に進化するため、実験設定を短期検証で使うことはあります。しかし、実験機能が本番経路に入り込むと、将来の削除や仕様変更でアップグレードが止まります。今回の項目は、ClickHouse の設定棚卸しとアップグレード検証を強めるべきサインとして読めます。 特に、複数クラスターを別チームが管理している場合は、中央のテンプレートだけでなく、個別環境に残った設定も確認する必要があります。
実務で確認したいポイント
該当する実験的な重複排除設定を、設定ファイル、設定プロファイル、CI、Terraform、Helm values、運用ドキュメントで使っていないか確認する必要があります。26.6 の検証環境で代表クエリを実行し、エラー、性能、ログ、既存ダッシュボードへの影響を確認します。実験機能を使うポリシーも合わせて見直す必要があります。
今回の更新が関係する人
ClickHouse を自己運用しているデータ基盤チーム、ClickHouse Cloud / BYOC の設定を管理するプラットフォーム担当、アップグレードを計画するSREに関係します。実験機能を検証から本番へ持ち込むことがあるチームでは特に確認が必要です。
結局、今回の更新をどう読むべきか
ClickHouse 26.6 は新しいリリースであると同時に、実験機能の扱いを見直すタイミングです。導入側は、機能追加より先に互換性、設定棚卸し、アップグレード検証を確認する必要があります。