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ClickHouse 6月ニュースレター、WASM UDF 改善と10周年関連更新を紹介

database分析オープン-source

公式ブログ原文

ClickHouse は 2026年6月18日、June 2026 newsletter を公開しました。今月号は、ClickHouse のオープンソース公開10周年を背景に、26.5 release の WASM UDF 改善、コミュニティによる Geospatial / Iceberg への貢献、関連イベントを紹介しています。

要点

  • ClickHouse 公開10周年に合わせ、2,000人以上の contributor とコミュニティの広がりが語られています。
  • featured community member として Vasily Chekalkin 氏が紹介され、26.5 release の WASM UDF 改善が取り上げられています。
  • DETERMINISTIC keyword により、WASM UDF を pure functions として宣言し、constant folding などの最適化対象にできると説明されています。
  • WASM UDF が システム.functions に argument / return types とともに表示されるようになった点も紹介されています。

今回のブログ記事で語られていること

6月の ClickHouse newsletter は、単なるイベント告知ではなく、ClickHouse のオープンソース10周年と、実際の contributor による技術改善をつなげて紹介しています。冒頭では、ClickHouse が10年前にオープンソースとして公開され、現在は 2,000 contributors、世界中の ユーザー、プロジェクトを前に進める community を持つようになったことが語られています。データベースの採用判断では、性能だけでなく、こうした長期的な開発継続性も重要です。

技術面で特に具体的なのは、26.5 release における WASM ユーザー-defined functions の改善です。Vasily Chekalkin 氏の貢献として、WASM UDF に DETERMINISTIC keyword が追加され、pure functions として宣言できるようになったことが説明されています。pure function として扱えると、constant folding や argument の widening coercions の対象になり、クエリ最適化に組み込みやすくなります。

さらに、WASM UDF が システム.functions に argument と return types とともに表示されるようになった点も紹介されています。これは運用上の可観測性に関係します。UDF が増えるほど、どの関数が存在し、どの型を受け取り、どの型を返すのかを確認できることが重要になります。ClickHouse を拡張して使うチームにとって、UDF の introspection が効くことは、デバッグ、ドキュメント化、権限管理、クエリレビューに役立ちます。

今回のブログ記事が関係する人

ClickHouse を拡張して使うデータ基盤担当、WASM UDF を検討する開発者、オープンソース採用を評価する技術責任者に関係します。特に、UDF の最適化や関数カタログの見通しを重視するチームが読むと実務に結びつきます。

実務で確認したいポイント

ClickHouse で WASM UDF を使っている、または検討しているチームは、26.5 の改善が自社の関数にどう効くかを確認したいです。DETERMINISTIC を付けられる関数と付けるべきでない関数を分け、最適化によって結果が変わらないことをテストする必要があります。

また、システム.functions で UDF の型情報を確認できるなら、社内の UDF カタログやレビュー手順に組み込めます。関数が増えたとき、誰が保守し、どのワークロードで使われ、どのバージョンで動くのかを追えるようにしておくと安全です。

結局、今回のブログ記事をどう読むべきか

このニュースレターは、ClickHouse の10周年を祝うだけでなく、コミュニティの貢献が実際の クエリ optimizer や introspection に入っていることを示す記事です。ClickHouse を長期的な分析基盤として使うチームは、リリース機能と contributor ecosystem の両方を見ておく価値があります。