Google BigQuery のロゴ

Google BigQuery / リリースノート / 2026/04/30 / 通常

Google BigQuery 2026年4月30日のリリースノート解説: Google Ads 転送でMFA必須化へ

dataセキュリティ

公式リリースノート

BigQuery の 2026年4月30日リリースノートでは、BigQuery Data Transfer Service で Google Ads からデータを転送する新規構成について、2026年5月7日以降に個人ユーザー認証の MFA が必要になることが案内されました。機能追加というより、認証要件の変更として読むべき更新です。

要点

  • 対象は BigQuery Data Transfer Service で Google Ads からデータを転送する新規 transfer configuration
  • 2026年5月7日以降、新しく作る Google Ads 転送構成では個人ユーザー認証に MFA が必要になる
  • 既存構成への影響範囲は、公式ドキュメントで自社の認証方式と照らして確認する必要がある
  • Google Ads データを BigQuery に取り込む運用では、認証・権限・作成手順の見直しが必要になりうる

今回の更新で変わること

今回の更新は、BigQuery のクエリ機能や分析機能そのものではなく、Google Ads データを BigQuery に取り込む入口の認証要件に関する変更です。BigQuery Data Transfer Service は、広告、SaaS、Google Cloud 内外のデータを BigQuery に定期転送するために使われます。その中でも Google Ads 転送は、マーケティング分析、広告費用対効果の可視化、キャンペーン別レポート、顧客獲得コストの集計などで利用されやすい接続です。

4月30日のリリースノートでは、2026年5月7日から、新しい Google Ads transfer configuration を作成する場合に、個人ユーザー認証で MFA が必要になると説明されています。これは、Google Ads 側の個人ユーザー認証を使って BigQuery へデータを転送する構成において、認証セキュリティを強める変更として読むべきです。データ転送は一度作ると自動で走り続けるため、初期設定時の認証が弱いままだと、広告データやマーケティングデータの取り扱いにリスクが残ります。MFA 必須化は、その入口をより厳格にする方向の更新です。

実務上は、転送を新しく作る担当者、Google Ads 側の権限を持つユーザー、BigQuery 側で dataset や transfer を管理する人の間で、設定手順をそろえておく必要があります。特に、代理店、外部パートナー、複数部門で Google Ads アカウントを管理している場合、誰の認証で transfer configuration を作るのか、MFA が有効か、作成後の運用権限がどうなるのかを事前に確認しておくと安全です。

対象になりそうなユーザー・チーム

  • BigQuery Data Transfer Service で Google Ads データを取り込んでいるデータ基盤担当
  • 広告データを BigQuery で分析しているマーケティング分析チーム
  • Google Ads アカウントと BigQuery dataset の権限を管理している管理者
  • 新しい広告データ連携を5月以降に作る予定があるチーム

まず何が変わるのか

2026年5月7日以降、新規の Google Ads transfer configuration では、個人ユーザー認証に MFA が求められます。既存の Google Ads 転送をただ実行するだけの利用者よりも、新しい転送設定を作成する人に直接関係する変更です。

読み手にとって本当に価値があるポイント

重要なのは、BigQuery の設定画面で突然エラーが出るかもしれない、という話だけではありません。広告データ連携は、分析チームだけで完結せず、広告運用担当、アカウント管理者、外部代理店、セキュリティ担当が関わることがあります。MFA 要件が加わると、誰の認証情報で転送を作るのか、権限移譲をどうするのか、作業時に追加認証を通せる状態かが運用上の論点になります。

どんな場面で効くか

新しいキャンペーン分析基盤を作る、Google Ads アカウントを追加する、既存の広告データ連携を作り直す、別プロジェクトへ転送設定を移す、といった場面で影響が出やすい更新です。特に5月7日以降に新規 transfer configuration を作る予定がある場合は、作業直前ではなく事前に MFA 状態を確認しておく方が安全です。

読んだあとにまずやること

Google Ads から BigQuery への転送構成を棚卸しし、今後新規作成が予定されているものがあるかを確認します。あわせて、作成担当者の Google アカウントで MFA が有効か、Google Ads 側と BigQuery 側の権限が足りているか、外部パートナーが関わる場合の手順が明文化されているかを確認するとよいです。

押さえておきたいポイント

この更新は、BigQuery の分析機能が増えたというより、データ取り込みの認証要件が変わるという性格のものです。そのため、影響を受けるかどうかは Google Ads を使っているか だけでなく、BigQuery Data Transfer Service で Google Ads 転送を新規作成する予定があるか個人ユーザー認証を使う構成かMFA の運用が整っているか によって変わります。

また、リリースノート上では Google Ads 転送に絞って案内されています。BigQuery Data Transfer Service 全体の全コネクタに同じ変更が及ぶとまでは読まず、まずは Google Ads 転送に関する認証要件として扱うのが正確です。

今すぐ対応が必要か

5月7日以降に Google Ads の新規 transfer configuration を作る予定があるチームは、事前確認した方がよい更新です。一方、既存の転送が問題なく動いており、短期的に新規構成を作らない場合は、急いで設定変更するというより、次回作成時の手順に反映する位置づけです。

結局、この更新をどう見るべきか

今回の BigQuery 更新は、広告データ連携の入口をより安全にするための認証要件変更です。Google Ads データを BigQuery に取り込むチームにとっては小さく見えて実務影響が出やすい変更なので、5月7日以降の新規設定手順に MFA 確認を組み込んでおくのがよさそうです。