Azure AI / Azure OpenAI / 公式ブログ / 2026/07/23 / 重要
MAI-Image-2.5 ProとMAI音声モデルが用途別の選択肢を拡張
公式ブログ原文
Microsoftは、画質と制御性を重視するMAI-Image-2.5 Proと、応答速度と費用効率を重視するMAI-Voice-2 Flashを発表しました。
要点
- 画像モデルは、複数素材にまたがる物体やブランド要素の一貫性を重視しています。
- 音声モデルは15言語超に対応し、会話、コールセンター、電話応答の待ち時間短縮を狙います。
- 画像モデルはMicrosoft Foundry、音声モデルはAzureの音声サービスから利用します。
今回のブログ記事で語られていること
記事の中心は、同じモデル系列でも「最高品質」と「低遅延」を一つの選択肢で両立させるのではなく、作業ごとに最適化したモデルを選ぶという考え方です。MAI-Image-2.5 Proは、処理量よりも視覚的な精度、物体の一貫性、制作意図への追従、視覚的な推論を優先します。生成AIを試作だけでなく制作工程へ入れる際に、手作業での修正を減らし、専門用途で再利用できる品質を目指しています。
画像の具体例として、広告の主要素材と複数画面にまたがる物語、商品写真と通販カタログ、映像やゲームの絵コンテ、規制業界の制作物を挙げています。同じ商品、人物、ブランド要素を角度や背景が変わっても保つことや、カメラ、照明、配置の指示をより正確に反映することが狙いです。医療、金融、製造などでは現実との整合性が求められますが、モデル出力だけで適法性や正確性が保証されるわけではありません。公開前の人による確認と承認済み素材との比較は引き続き必要です。
音声側の新モデルは、15を超える言語で低遅延と費用効率を優先した音声合成モデルです。顧客対応の会話、音声アシスタント、電話の自動応答では、発話間の長い沈黙が体験を不自然にします。このモデルは、話者の個性を精密に再現する用途より、即時に応答するライブ会話へ向きます。運用時は最初の音声が出るまでの時間だけでなく、長文の安定性、固有名詞、割り込み、同時利用、失敗時の再生処理を測る必要があります。
価格は、画像モデルがテキスト入力100万トークン当たり5ドル、画像出力100万トークン当たり106ドルから、音声モデルが100万文字当たり15ドルからと説明されています。画像と音声で提供面と課金単位が異なるため、既存の認証、リージョン、利用上限、監視を分けて確認することが重要です。
今回のブログ記事が関係する人
広告・商品制作を自動化するチーム、音声アプリ開発者、Microsoft FoundryやAzureの音声サービスでモデル選定を担当する人に関係します。
結局、今回のブログ記事をどう読むべきか
MAI系列を一つの万能モデルとして扱わず、制作物の忠実度とライブ応答の速度を別々に最適化する発表です。代表作業で品質、待ち時間、費用を比較し、モデル選択の基準を明文化する必要があります。