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Azure AI / Azure OpenAI / 公式ブログ / 2026/07/21 / 重要

Copilot StudioとMicrosoft Foundryを使い分ける企業AIエージェント設計

AIagentsenterprise

公式ブログ原文

Microsoftは、企業AIエージェントをCopilot StudioとMicrosoft Foundryのどちらから始めるかを、単純な機能比較ではなく、作り手と運用モデルで判断する枠組みを示しました。

要点

  • Copilot Studioは業務部門、IT、プロメーカーがローコードで素早く構築し、Microsoft 365やTeamsへ届ける用途に向きます。
  • Microsoft Foundryは開発者やアーキテクトがコード中心で独自オーケストレーション、長時間処理、評価、追跡を制御する用途に向きます。
  • 顧客管理のAzure環境、プライベートネットワーク、データ所在地などを細かく設計したい場合はFoundry側の比重が高まります。
  • 両者は排他的ではなく、Foundryで中核エージェントを作り、Copilot Studioを業務UIや配布面に使う構成も示されています。

今回のブログ記事で語られていること

記事は、製品名から先に選ぶのではなく、誰が構築し、どこまで制御し、誰が運用責任を負うかを決めるよう促しています。Copilot Studioは、業務部門やIT、プロメーカーがガイド付きのローコード体験で業務フローをエージェント化し、Microsoft 365やTeamsへ短期間で届ける場面に適します。管理された運用や既存の業務コネクターを利用しやすいため、人事案内、社内FAQ、定型的なヘルプデスクのように、チャネルと業務プロセスが明確なユースケースから始めやすい位置付けです。

Microsoft Foundryは、開発者とアーキテクトがコードを使い、モデル、ツール、独自のオーケストレーションを細かく組み立てる場面を対象にします。複数エージェント、長時間実行、独自サービスとの接続、評価、トレーシング、GitHub・Visual Studio Code・DevOpsとの開発フローが必要な場合に向きます。また、顧客が管理するAzure環境、プライベートネットワーク、データ所在地、コンプライアンス要件を明示的に扱いたい場合もFoundryを起点にする理由になります。記事では、専門的なアーキテクチャ助言や複数システムをまたぐ保険請求処理を例にしています。

ただし、選択は二者択一ではありません。たとえばヘルプデスクで、業務担当がCopilot Studioから始め、複雑な判断や独自ツール部分をFoundryへ接続できます。あるいはFoundryで複数エージェントの中核を構築し、Copilot Studioを利用者向けの会話UIやMicrosoft 365への配布面として使えます。実務では、初期開発の速さだけでなく、ID、権限、ログ、評価、障害対応、変更承認がどちらの運用境界に置かれるかを図にすることが重要です。相互運用できるという説明も、接続しただけで責任分界が自動的に決まるという意味ではありません。

今回のブログ記事が関係する人

企業AIエージェントの導入責任者、業務部門の自動化担当、IT管理者、Azureアーキテクト、開発者、セキュリティとガバナンスを担当する人に関係します。

結局、今回のブログ記事をどう読むべきか

製品機能表よりも、作り手、配布先、制御範囲、運用責任で出発点を選ぶための記事です。候補ユースケースごとに、UI、オーケストレーション、データ、権限、監視の担当製品を分けて設計すると判断しやすくなります。