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Azure AI / Azure OpenAI / 公式ブログ / 2026/07/20 / 通常

Azure、AMD Heliosと次世代EPYCでAI・HPC基盤を拡張

AIinfrastructurecloud

公式ブログ原文

Microsoftは、AMDのHelios AIプラットフォームと次世代EPYCプロセッサーをAzureへ導入し、データ処理、技術計算、大規模AI推論に対応する三つの仮想マシン系列を予告しました。

要点

  • HDv2はAI用データ準備、検索、強化学習、エージェント調整などCPU集約処理を対象にします。
  • HXv2は半導体設計や科学技術計算を想定し、高クロックCPU、大容量メモリー、InfiniBandを組み合わせます。
  • ND MI455X v7はAMD Heliosを基盤に、推論、探索、エージェント処理を大規模に実行する構成です。

今回のブログ記事で語られていること

Azure HDv2は、AIアクセラレーターへデータを供給し、検索やエージェント間の調整を支えるCPU基盤です。Microsoftは、物理コア約500基の第6世代AMD EPYC、4TBのメモリー、32TBのローカルNVMe、400GbのAzure Boostネットワークを挙げています。モデル学習や推論をGPUだけの問題として扱わず、前処理、検索、強化学習、複数エージェントの制御で詰まりやすいCPU・メモリー・入出力を一体で設計する位置付けです。ここに示された構成はすべてのサイズや地域で同じとは限らないため、実際のSKUと提供条件を確認する必要があります。

HXv2は、半導体のRTLシミュレーション、電子設計自動化、科学シミュレーションなどを対象にします。176基の第6世代AMD EPYCコア、5GHz超のクロック、コア当たり50%多いアドレス可能キャッシュ、約2TBまたは4TBのメモリーを備える計画です。800Gb InfiniBandも利用し、分散メモリー型のMPI処理を大規模に動かす用途が想定されています。従来のHXで使われた3D V-Cacheの考え方を継続しつつ、単一スレッド性能とメモリーを強化します。既存ジョブを移す際は、コア数だけでなくライセンス課金、NUMA、通信、ストレージ、ジョブスケジューラーの差を測ります。

ND MI455X v7は、AMD Heliosのラックスケール構成を使い、推論、探索、エージェント型ワークロードを本番規模で動かす仮想マシン系列です。Microsoftは、AIモデルの選択肢を増やすだけでなく、推論基盤の性能、費用、エネルギー効率を用途別に選べることを重視しています。ただし記事は提供地域、一般提供日、具体的な価格、予約容量、対応ソフトウェアの完全な一覧を示していません。既存のNVIDIA系Azure VMや自社環境との比較には、同じモデル、精度、バッチ、遅延条件での検証が必要です。

三系列は用途が重なって見えますが、HDv2は主にCPU中心のAIデータ系処理、HXv2はEDAとHPC、ND MI455X v7は大規模AI推論という分担です。導入計画では、前処理から推論までを一つのSKUへ寄せるのではなく、データ移動、待ち時間、予約可能性、障害時の代替構成を含む処理全体で判断します。発表時点では「upcoming」とされているため、利用可能になったことを前提に発注や移行日を確定しないことも重要です。

今回のブログ記事が関係する人

Azure上で大規模推論、AIデータ処理、半導体設計、科学技術計算を運用する基盤チーム、容量・費用・リージョン要件を管理するアーキテクトに関係します。

結局、今回のブログ記事をどう読むべきか

AMD基盤の選択肢を三つの用途へ広げる予告です。仕様値だけで優劣を決めず、正式な提供地域と価格が公開された後に、代表ジョブで性能、データ移動、可用性、運用ツールの適合を比較するための計画情報として読みます。