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Azure AI / Azure OpenAI / 公式ブログ / 2026/07/02 / 通常

Foundry とエージェント 365 の統制面を分けて読む

AIgovernanceagent

公式ブログ原文

Microsoft Tech Community の Azure AI Foundry Blog は、Foundry Control Plane とエージェント 365 を、企業内のエージェント運用で異なる役割を持つ二つの統制面として取り上げています。エージェントを本番導入するチームにとって、作る場所、つなぐ場所、監査する場所、業務アプリに展開する場所を混同しないことが重要になります。

要点

  • Foundry Control Plane とエージェント 365 を、同じエージェント基盤の中でも異なる管理境界として見る必要があります。
  • 開発・評価・接続・監視の責任と、業務利用・ユーザー体験・管理者統制の責任を分けて整理したい更新です。
  • 企業導入では、どちらを標準入口にするかよりも、権限、監査、データ接続、ライフサイクルの分担を明確にすることが先です。

今回のブログ記事で語られていること

今回の Microsoft Tech Community 記事は、Azure AI Foundry 側の control plane とエージェント 365 側の control plane を、企業のエージェント運用でどう位置付けるかを説明する内容です。エージェント基盤では、モデルを選び、ツールやデータに接続し、評価し、監視し、利用者へ届けるまでに複数の責任が発生します。Foundry は、モデル、プロンプト、ツール接続、評価、セーフティ、開発者向けの構成管理に近い領域を担います。一方、エージェント 365 は、企業内でエージェントをユーザーに展開し、日常業務のアプリや管理者統制と結び付ける文脈で読めます。

この切り分けが重要なのは、エージェントが単なるチャット UI ではなく、業務データ、権限、外部ツール、承認フロー、監査ログを横断するからです。開発チームが Foundry でエージェントを作れても、利用者へ展開する段階で、誰が使えるか、どのデータにアクセスできるか、失敗時に誰が責任を持つか、監査ログをどこで見るかが曖昧だと、本番運用は止まります。逆に、管理者側の統制だけを先に決めても、評価、テスト、モデル更新、ツール接続の運用がなければ、現場で使えるエージェントにはなりません。

実務では、Foundry とエージェント 365 を競合する入口として見るのではなく、開発・評価・接続管理と、展開・利用者管理・業務アプリ統合をつなぐ設計課題として読むのが現実的です。たとえば、エージェントごとに所有者、利用対象、接続データ、許可された操作、評価基準、リリース手順、監査ログの保存先を定義します。さらに、M365、社内データ、外部SaaS、Azure リソースへ接続する場合、ID、ロール、同意、秘密情報、データ境界を確認します。今回の記事は、Azure AI Foundry を使うチームに、エージェントの作成だけでなく、企業の control plane 設計を早い段階で整理する必要があることを示しています。

今回のブログ記事が関係する人

Azure AI Foundry、Microsoft 365、企業内エージェント、ID 管理、ガバナンス、セキュリティ、業務アプリ連携を担当するチームに関係します。

実務で確認したいポイント

  • Foundry で管理する責任とエージェント 365 側で管理する責任を分けて一覧化する。
  • エージェントごとの所有者、利用者、接続データ、許可操作、監査ログを定義する。
  • M365 や社内データに接続する場合、ID、同意、ロール、データ境界を確認する。
  • 開発環境から本番展開までの評価、承認、停止、更新の手順を決める。

結局、今回のブログ記事をどう読むべきか

この記事は、Microsoft のエージェント基盤を機能名ごとに追うだけではなく、企業内で複数の control plane をどう接続するかを考える材料です。Azure AI Foundry を使うチームは、エージェントの開発と業務展開を分けて設計し、責任境界を明文化したいです。