Azure AI / Azure OpenAI / リリースノート / 2025/09/01 / 重要
Azure AI Foundry Agent Service 2025年9月のリリースノート解説: Computer Use tool preview
公式リリースノート
Foundry Agent Service の2025年9月更新では、Computer Use tool が preview として利用可能になったことが案内されています。Computer Use は、AIツールがコンピューターシステムやアプリケーションのUIを操作してタスクを行うための機能で、エージェントが画面操作を含む業務に踏み込む入口になります。
要点
- Computer Use tool が Foundry Agent Service で preview になった
- 専用モデルを使い、UIを通じてシステムやアプリケーションとやり取りできる
- 既存APIがない業務画面やレガシーシステムとの接続可能性が広がる
- 誤操作、権限、監査、人間承認の設計が特に重要になる
今回の更新で変わること
これまでのエージェントは、APIやツールとして明示的に接続されたものを操作するのが基本でした。Computer Use tool は、画面そのものを操作対象にできるため、既存システムのUIを通じた業務自動化に近づきます。API化が難しい管理画面、社内ポータル、SaaS画面の定型作業などで検証したくなる機能です。
一方で、UI操作はリスクも大きくなります。画面の見え方が変われば誤操作が起きる可能性があり、権限の強いユーザーで実行すれば影響範囲も広がります。人間がどこで承認するか、操作対象をどう制限するか、どのログを残すかを決めずに本番に近づけるのは危険です。
対象になりそうなユーザー・チーム
- APIがない業務画面の自動化を検討する業務DXチーム
- エージェントにブラウザ/デスクトップ操作を任せたい開発チーム
- AIエージェントの権限管理と監査を担当するセキュリティ/IT管理者
実務で確認したいこと
PoCでは、読み取り専用に近い低リスク作業から始め、操作範囲、承認ポイント、失敗時の停止条件、画面変更時の検知を確認したいところです。Computer Use tool は便利なだけに、できること より 許可すること を先に定義する必要があります。