Azure AI / Azure OpenAI / リリースノート / 2025/06/01 / 重要
Azure AI Foundry Agent Service 2025年6月のリリースノート解説: Deep Research tool と MCP tool
公式リリースノート
Foundry Agent Service の2025年6月更新では、Deep Research tool と Model Context Protocol (MCP) tool が案内されています。調査型エージェントと外部ツール接続の両方を強化する更新で、Agent Service が「会話するAI」から「調べて、道具を使うAI」へ広がる流れが見えます。
要点
- Deep Research tool は、Azure OpenAI
o3-deep-researchと Grounding with Bing Search を使う多段階調査プロセスを提供する - MCP tool により、リモートMCPサーバー上のツールとエージェントを接続できる
- 調査、根拠収集、外部システム連携のユースケースが広がる
- 外部ツール接続では権限、監査、データ送信範囲の設計が重要になる
今回の更新で変わること
Deep Research tool は、単純な検索結果要約ではなく、複数ステップで調査を進めるエージェントを構成するための部品です。Bing Searchでグラウンディングしながら、調査タスクを進められるため、社内外の情報収集やレポート作成支援のPoCに向きます。
MCP tool は、より広いエージェントエコシステムとの接続点です。MCPサーバーを介して外部ツールにアクセスできるようになると、Azure内だけでなく、既存の開発ツール、業務ツール、データサービスとの接続設計がしやすくなります。
対象になりそうなユーザー・チーム
- 調査、レポート作成、ナレッジ収集をエージェント化したいチーム
- MCPを使って既存ツールとAzure AI Foundry Agent Serviceをつなぎたい開発者
- 外部検索や外部ツール利用のガバナンスを整える管理者
実務で確認したいこと
Deep Research tool では、検索結果の根拠表示、引用、社内データとの混同防止を確認したいところです。MCP tool では、接続先ツールごとの権限、入力データの送信範囲、実行ログ、失敗時の制御を設計し、エージェントが使える道具を必要最小限に絞ることが重要です。