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Azure AI / Azure OpenAI 2025年5月のリリースノート解説: Sora preview、Spotlighting、Model router
公式リリースノート
Azure OpenAI の2025年5月更新では、Sora video generation preview、Spotlighting for prompt shields preview、Model router preview が案内されています。動画生成、間接プロンプトインジェクション対策、モデル自動選択という、生成AIアプリの幅と運用上の安全性を同時に広げる更新です。
要点
- Sora 2025-05-02 がテキストから動画を生成するモデルとして preview 提供された
- Spotlighting for prompt shields により、埋め込み文書からの間接攻撃対策が強化された
- Model router preview は、プロンプトに応じて適切な基盤モデルを選ぶチャットモデルとして案内された
- 生成対象、セキュリティ対策、コスト最適化を一緒に検討する必要がある
今回の更新で変わること
Sora の追加は、Azure OpenAI のマルチモーダル領域が画像から動画へ広がることを示します。動画生成はマーケティング、教育、プロトタイピングなどで魅力がありますが、出力確認、著作権、肖像、ブランド利用、生成物のレビュー体制が不可欠です。
Spotlighting は、RAGや文書取り込みを使うアプリにとって現実的な安全対策です。外部文書や社内文書に紛れ込んだ悪意ある指示を、モデルへの信頼度が低い入力として扱う考え方を支えます。Model router は、複数モデルの使い分けをアプリ側で固定的に書くのではなく、ルーティングモデルに任せる設計を可能にします。
対象になりそうなユーザー・チーム
- Sora をAzure環境で評価したいクリエイティブ/教育/プロダクトチーム
- RAGや文書検索を使うAIアプリの安全性を高めたい開発チーム
- モデル選択とコスト/品質バランスを管理したいAI基盤担当
実務で確認したいこと
Sora はプレビューとして、利用条件、リージョン、出力レビュー体制を明確にした上で試すべきです。Spotlighting は、既存のプロンプトシールドやコンテンツフィルターとどう組み合わせるかを検証し、Model router は品質、遅延、コスト、説明可能性の観点で固定モデル指定と比較する必要があります。