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Azure AI Foundry Agent Service 2025年4月のリリースノート解説: Azure Monitor と BYO thread storage
公式リリースノート
Foundry Agent Service の2025年4月更新では、Azure Monitor integration と Bring Your Own thread storage が案内されています。エージェントの挙動を監視し、会話履歴を自社管理リソースに置けるようにする方向の更新で、PoCから運用へ進むチームにとって重要な土台です。
要点
- Agents に関連するメトリクスを Azure Monitor で確認できるようになった
- file search のインデックス済みファイル数や、一定期間のrun数などを監視できる
- Standard Agent Setup が Azure Cosmos DB for NoSQL による BYO thread storage をサポートした
- 会話履歴の保管場所を自社管理リソースへ寄せられる
今回の更新で変わること
エージェントは、デプロイした後に「何回動いたか」「どの程度ファイル検索を使っているか」「失敗や遅延がどこで起きているか」を見られなければ運用しづらい仕組みです。Azure Monitor integration は、Agent Service を既存のAzure監視運用に載せるための入口になります。
BYO thread storage は、よりガバナンス寄りの更新です。スレッドメッセージや会話履歴を自社のAzure Cosmos DB for NoSQLアカウントに保存できるため、データ所在地、保持期間、アクセス制御、監査の設計を自社基準に寄せやすくなります。
対象になりそうなユーザー・チーム
- Agent Service を本番運用に近づけたい開発チーム
- Azure Monitor でAIワークロードを一元監視したいSRE/運用担当
- 会話履歴やスレッドデータの保管統制を重視するセキュリティ・ガバナンス担当
実務で確認したいこと
導入時は、Azure Monitor のメトリクスを既存のアラートやダッシュボードにどう組み込むかを確認したいところです。BYO thread storage では、Cosmos DB 側の暗号化、バックアップ、アクセス権、削除ポリシー、コスト見積もりをセットで見ておく必要があります。