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Azure AI / Azure OpenAI 2025年2月のリリースノート解説: GPT-4.5 Preview と Stored completions
公式リリースノート
Azure OpenAI の2025年2月更新では、GPT-4.5 Preview、Stored completions、o3-mini の data zone standard deployments、gpt-4o-mini-audio-preview と gpt-4o-mini-realtime-preview が案内されています。モデル追加だけでなく、評価・ファインチューニングに使う会話履歴の扱いと、データゾーン配置の選択肢が増えた点が重要です。
要点
- GPT-4.5 Preview が Azure OpenAI 側で利用可能になった
- Stored completions により、chat completions の会話履歴を評価やファインチューニング用データとして捕捉しやすくなった
o3-miniが global standard に加えて data zone standard deployments に対応した- GPT-4o mini 系の音声・リアルタイムモデルが追加された
今回の更新で変わること
GPT-4.5 Preview は、最新モデルをAzure上で評価したいチームにとって分かりやすい注目点です。ただし、実務上は Stored completions の方が長く効く更新かもしれません。会話履歴を後から評価、品質改善、ファインチューニングに回す導線が整うと、生成AIアプリを「作って終わり」ではなく、運用しながら改善する仕組みに近づけられます。
data zone standard deployments は、モデル利用をデータ境界やリージョン要件と一緒に設計する企業にとって意味があります。グローバル配置だけでなく、Microsoftが定義するデータゾーン内でのルーティングを選べるようになることで、性能・可用性・データ所在地のバランスを検討しやすくなります。
対象になりそうなユーザー・チーム
- GPT-4.5 Preview をAzure環境で評価したいAIアプリ開発チーム
- 会話ログを評価・改善・ファインチューニングに使いたいML/LLMOps担当
- データ所在地やリージョン要件を重視するエンタープライズ基盤チーム
実務で確認したいこと
Stored completions を使う場合は、保存対象の会話に個人情報や機密情報が含まれる可能性を前提に、保持期間、アクセス権、監査、削除ポリシーを確認する必要があります。また、GPT-4.5 Preview や音声モデルはプレビューやリージョン制約が絡むため、本番利用の可否をモデルごとに切り分けて評価するのが安全です。