AWS Bedrock / 公式ブログ / 2026/07/24 / 重要
Amazon Bedrockで選べるGPT-5.6 Sol・Terra・Lunaの能力階層
公式ブログ原文
AWSがOpenAI GPT-5.6 Sol、Terra、LunaをAmazon Bedrockで一般提供しました。OpenAI Responses API互換のエンドポイントから、推論重視、均衡型、低遅延の3階層を使い分けられます。
要点
- モデル IDは
openai.gpt-5.6-sol、terra、luna - 3モデルともテキスト・画像入力、テキスト出力、272K コンテキストに対応する
- 推論思考量は
noneからmaxまで共通指定できる - 分類器で判定された通信はAWS側で最大30日保持される場合がある
今回のブログ記事で語られていること
GPT-5.6 系統は、能力階層を継続的な名称で表す構成です。Solは自律的コーディング、セキュリティ調査、科学的分析、深い複数段階推論向け、Terraは性能とコストを両立する一般本番向け、Lunaは分類、要約、振り分けなど大量・低遅延向けです。全モデルがテキストと画像を入力でき、272K トークンのコンテキスト、Responses API、ツール呼び出し、複数段階の推論思考量を共有するため、連携を大きく変えずタスクごとにモデルを切り替えられます。
利用権限先はbedrock-mantle.{region}.api.aws/openai/v1/responsesです。OpenAI Python/TypeScript SDKで基準 URLとモデル IDを変更し、AWS 認証情報から短期トークンを自動更新するBedrockOpenAI クライアントか、最大12時間の短期キーを利用します。Solは米国東部2リージョン、TerraとLunaはそれにOregonを加えたリージョンで開始しています。料金はOpenAI ファーストパーティ料金と同等で、AWS 契約の利用量へ算入されます。
データ処理も重要です。リクエストはIAM、VPC、CloudTrailの管理下で処理され、指定リージョン内の推論を選べます。プロンプトと応答はモデル学習に使われず、モデル提供元へ共有されません。ただし不正利用検出分類器で判定された通信は最大30日AWSが保持する場合があり、保持モードで設定します。エージェント処理では同じシステム手順、ツール定義、参照ファイルを繰り返すため、既定の暗黙的キャッシュか明示的なキャッシュ境界でプロンプト処理コストを下げられます。
今回のブログ記事が関係する人
OpenAI SDK 処理をAWSへ寄せたい開発者、複数モデル基盤責任者、セキュリティとFinOpsに関係します。API互換だけでなく、対応リージョン、クォータ、保持、キャッシュヒット、推論思考量別のコストをテストしてください。
結局、今回のブログ記事をどう読むべきか
3階層を同じAPIで選べることが実務上の中心です。Solを全タスクへ固定するのではなく、評価で品質基準を定め、TerraやLunaへ振り分けしてタスク単価を管理する設計が適しています。