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AWS Bedrock / 公式ブログ / 2026/07/20 / 通常

Capella iQを支えるAmazon Bedrockのマルチモデル構成

AIdatabaseaws

公式ブログ原文

AWSは、Couchbaseがデータベース支援機能Capella iQをAmazon Bedrock上のマルチモデル構成で構築した事例を紹介しました。

要点

  • 一つのモデルへ固定せず、処理の種類、品質、応答時間、費用に応じて利用モデルを選べる構成です。
  • Amazon Bedrockを共通のモデルアクセス層にし、アプリケーション側の接続と運用をそろえています。
  • データベース向けAIでは、生成内容の正しさだけでなく、権限、実行前確認、ログ、モデル変更時の回帰評価が重要です。

今回のブログ記事で語られていること

Capella iQは、Couchbase Capellaを利用する人が自然言語で質問し、データベースや開発作業を進めるためのAI機能です。こうした製品では、説明文の生成、問い合わせの理解、コードやクエリの作成など、性質の異なる処理が同じ画面から呼ばれます。一つのモデルですべてを処理すると、モデル更新や利用条件の変化が製品全体へ直接影響します。Couchbaseの事例は、Amazon Bedrockを共通のアクセス層にしながら複数モデルを選択できるようにし、用途ごとに品質、速度、費用のバランスを調整する設計です。アプリケーションはモデル固有の接続差を減らし、利用状況や失敗を共通の運用へ載せやすくなります。

ただし、マルチモデル化はモデル名を切り替えるルーターだけではありません。同じ指示でもモデルごとに出力形式、拒否、長文の扱い、ツール呼び出しが変わるため、処理別の評価セットと合格基準が必要です。特に生成したクエリをデータベースへ渡す場合は、参照と更新を分け、利用者の権限を超えないこと、実行前に対象と影響を確認できることが重要です。検索で渡すスキーマや文書にもアクセス制御を適用しなければなりません。モデルを追加・更新するときは、正解率だけでなく、応答時間、単価、出力形式、危険な操作の抑止を同じ回帰試験で比較する必要があります。この事例はモデル選択の自由より、交換可能性を保ちながら製品品質を管理する基盤の作り方として参考になります。

障害時の設計も欠かせません。選択したモデルが利用できない場合に別モデルへ切り替えるのか、処理を止めるのかを用途別に決め、切り替えによって回答品質やデータの扱いが変わることを記録する必要があります。利用者へ現在のモデルや制約を説明できれば、結果を確認するときの前提も共有しやすくなります。

今回のブログ記事が関係する人

Amazon Bedrockで生成AI製品を構築する開発者、Couchbase Capella利用者、モデル選定・費用・回帰評価を管理するプラットフォーム担当に関係します。

結局、今回のブログ記事をどう読むべきか

複数モデルを使えること自体より、処理別の評価と権限設計を保ったままモデルを交換できる点が重要です。導入側はルーティング条件、フォールバック、監査ログ、モデル更新時の回帰試験を先に定義するとよいでしょう。