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AWS Bedrock / 公式ブログ / 2026/07/10 / 通常

KTern.AI、SAP変革向け複数エージェント基盤をAgentCoreで構築

AIenterpriseautomation

公式ブログ原文

AWSは、KTern.AIが従来型SaaSから、SAP変革プログラムを支援する複数の専門エージェント基盤へ移行した事例を公開しました。

要点

  • Strandsエージェント SDKとBedrock AgentCoreで専門エージェントを編成しています。
  • 長期間続くSAP計画の文脈、ツール権限、実行の信頼性を共通基盤で管理します。
  • 単発の回答ではなく、分析、移行計画、検証など役割ごとの作業を連携させます。

今回のブログ記事で語られていること

SAP移行や変革は、数カ月から数年にわたり、業務工程、設定、独自開発、テスト、関係者の判断が積み重なります。一つの汎用エージェントへすべてを任せると、文脈が肥大化し、責任範囲と失敗箇所が見えにくくなります。KTern.AIは、専門領域ごとのエージェントを分け、必要な情報とツールだけを持たせ、調整役が長い作業を進める構成へ移りました。

AgentCoreは、長時間実行、永続的な文脈、認証されたツール接続、運用監視を支える層として使われます。Strandsエージェント SDKで役割と手順を組み、既存のSAP関連機能をツールとして公開することで、従来製品の知識を捨てずにエージェント型の操作へ広げています。ここでの価値はモデルの会話能力だけでなく、長いプログラムの途中状態を保持し、別の専門処理へ安全に引き継げる点です。

企業が応用する際は、エージェントごとの入力、出力、変更可能な対象、承認が必要な操作を定義する必要があります。SAP設定や移行対象を変更する操作は、提案、検証、人の承認、実行を分離し、再実行で二重変更が起きない仕組みを設けます。永続文脈には古い計画や機密データが残るため、更新、期限、削除、案件間の分離も確認対象です。

成果事例を読む際も、短い試演と本番の長期運用を区別すべきです。代表的な移行工程で、途中停止、担当変更、権限失効、ツール障害、誤った前提の訂正を試し、どこから再開できるかを確認します。専門エージェントを増やすほど連携経路も増えるため、全体の状態と責任者を追跡できる運用画面が必要です。

導入効果は作業時間だけでなく、手戻り、承認待ち、誤変更、根拠を再現できた割合で測ります。案件終了後に永続文脈と資格情報を確実に閉じる手順まで、一連の製品機能として設計してください。

今回のブログ記事が関係する人

SAP変革責任者、企業向けエージェント基盤担当、長期プロジェクトの文脈と承認を設計するチームに関係します。

結局、今回のブログ記事をどう読むべきか

既存SaaSを単にチャット化する話ではなく、専門処理を分け、長期状態と安全なツール利用を共通基盤へ置く移行例です。自社では役割境界と復旧可能性から評価したい事例です。