Apache Iceberg / リリースノート / 2026/05/19 / 重要
Apache Iceberg 1.11.0 と 1.10.2 が公開
公式リリースノート
Apache Iceberg は 2026年5月、1.11.0 と 1.10.2 のリリースを公式 releases ページで案内しました。1.11.0 は新機能と修正を含むリリース、1.10.2 は bug fixes と security fixes を含むリリースとして説明されています。
要点
- Apache Iceberg 1.11.0 は 2026年5月19日に公開された
- 1.11.0 では Java 11 support や Spark 3.4 support などの deprecation / support 変更も含まれる
- SQL UDF specification など、spec / engine integration に関わる更新が見える
- 1.10.2 は 2026年5月18日に公開され、bug fixes / security fixes が中心
今回のリリースで語られていること
Apache Iceberg の releases ページでは、1.11.0 が新機能とbug fixを含むリリースとして案内されています。目立つ点の一つは、deprecation / end of support の項目です。Java 11 support の終了、Spark 3.4 support の非推奨、Flink 1.19 support の削除など、周辺runtimeやengine versionに関わる項目が含まれています。Iceberg は単体ライブラリではなく、Spark、Flink、Trino、BigQuery、Snowflake、Redshift、catalog、object storage などと組み合わせて使われるため、こうしたsupport matrixの変化は運用計画に影響します。
また、1.11.0 には SQL UDF specification の導入など、table formatとしての仕様面の更新も見えます。Iceberg を lakehouse / open table format の中核として使う組織では、単にversion番号を上げるだけでなく、catalog、engine、connector、governance、schema evolution、delete file handling などに波及するかを確認する必要があります。公式ページは詳細なGitHub release notesへのリンクも示しており、実際のアップグレード前には自社が使うengineとconnectorの互換性を照合するのが安全です。
1.10.2 は、bug fixes と security fixes を含むパッチリリースとして案内されています。1.10系を使っている組織にとっては、1.11系へすぐ上げるかどうかとは別に、現行minor系で取り込むべき修正があるか確認する価値があります。特に object storage、equality delete、snapshot、deletion vector、commit path まわりの修正は、データ整合性や運用の安定性に関わる可能性があります。
対象になりそうなチーム
- Iceberg table を本番運用する data platform / lakehouse team
- Spark、Flink、Trino、Snowflake、BigQuery、Redshift などから Iceberg を使うチーム
- table format、catalog、storage、engine互換性を管理する platform owner
実務で確認したいポイント
- Java、Spark、Flink など自社runtimeが 1.11.0 のsupport変更に引っかからないか確認する
- 1.10系利用中なら 1.10.2 のbug/security fixesを取り込むべきか判断する
- engine connector、catalog、object storage、delete handling の互換性をstagingで検証する
- SQL UDF specification など仕様面の更新が今後の設計に関係するか確認する
結局、このリリースをどう見るべきか
Apache Iceberg 1.11.0 / 1.10.2 は、open table format を運用するチームにとって見逃しにくい更新です。新機能だけでなく、support matrix、security fixes、engine互換性を合わせて読む必要があります。Icebergを複数engineから使う組織ほど、リリースノートをversion upgrade計画の起点にしたいところです。