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Anthropic / Claude / Claude Code / リリースノート / 2026/07/11 / 重要

Claude Code、外部プロバイダーの自動モードを既定有効化

AIdeveloper-toolsセキュリティ

公式リリースノート

Claude Code 2.1.207では、Amazon Bedrock、Vertex AI、Foundryで自動モードを事前設定なしに利用できるようになりました。管理設定の同意記録やプラグイン設定の読み取り範囲など、安全性と運用の予測可能性に関わる修正もまとまっています。

要点

  • Bedrock、Vertex AI、Foundryで自動モードが既定で利用可能になった
  • 不要な場合は設定のdisableAutoModeで無効化できる
  • 非対話実行で、表示されていないセキュリティ同意が承認済みとして記録される問題を修正した
  • プラグインのシェル形式コマンドにおける設定値展開を拒否し、シェルインジェクションを防ぐ制御を追加した
  • 長い応答の表示、バックグラウンドセッション、Remote Control、AWS認証など多数の信頼性問題を修正した

今回の更新で何が変わるのか

利用者への直接的な変更は、Bedrock、Vertex AI、Foundryで自動モードを使う際に、環境変数CLAUDE_CODE_ENABLE_AUTO_MODEによる事前の有効化が不要になったことです。外部プロバイダー経由でも自動モードが標準の選択肢になるため、チームで同じ設定を配布しなくても利用を始めやすくなります。一方、自動モードに操作を任せる範囲は組織の方針によって異なります。利用させない環境では、disableAutoModeを管理対象の設定に置き、開発者ごとの設定差を残さないことが重要です。あわせて、Bedrock、Vertex、AWS上のClaude Platformで既定モデルがClaude Opus 4.8へ変わったため、モデル固定、コスト、応答特性、社内評価の前提も確認する必要があります。

管理設定では、claude -pやSDKを使った非対話実行において、画面へセキュリティ同意を表示していないにもかかわらず、リモート管理設定への同意が恒久的に記録される問題が修正されました。自動処理で作られた状態が、人が内容を確認して承認した記録のように残ると、同意の意味が曖昧になります。今回の修正は、対話操作と自動実行の境界を保ち、管理設定を適用する根拠を追跡しやすくするものです。無害なシステム生成の会話更新をプロンプトインジェクションと誤判定する問題も修正され、警告の信頼性改善につながります。

プラグイン周辺では、フック、モニター、MCPのheadersHelperで、シェル形式のコマンドに${user_config.*}を展開する方法が拒否されるようになりました。公式変更履歴はこれをシェルインジェクション対策と説明し、フックでは引数配列を使う実行形式または専用の環境変数を使うよう案内しています。さらに、pluginConfigsの値はプロジェクト内の.claude/settings.jsonから読み取られなくなり、ユーザー設定、--settings、管理設定だけが対象になりました。リポジトリへ置かれた設定が、プラグインの機密値や実行動作へ影響する範囲を狭める変更です。

信頼性面では、非常に長い一覧、表、段落、コードブロックを含む応答の配信中に端末が固まり、入力が遅延する問題が修正されています。バックグラウンドセッションの再開、ネットワーク復旧後のRemote Control状態同期、デスクトップで動くセッションのモバイル/Web表示、BedrockのAWS SSO認証要求、Windowsでの認証情報解決停止なども対象です。2.1.207は単一機能の追加ではなく、外部プロバイダー、自動実行、プラグイン、遠隔操作を組み合わせた運用を安定させる更新として読む必要があります。

実務で確認したいポイント

Bedrock、Vertex AI、Foundryを使う組織は、更新後に自動モードが利用可能になることを前提に、管理設定と利用ルールを確認してください。既定モデルがClaude Opus 4.8へ変わる環境では、モデルを固定している処理と、既定値へ追従する処理を分けて把握します。

プラグインを運用している場合は、${user_config.*}をシェル形式コマンドへ埋め込んでいないかを検索し、公式案内に従って引数配列や専用環境変数へ移行します。非対話実行とRemote Controlについては、同意記録、接続復旧後の状態、バックグラウンド作業の表示を検証環境で再確認したいです。

結局、この更新をどう見るべきか

Claude Code 2.1.207は、自動モードを外部プロバイダーでも標準機能として扱う一方、設定値の信頼境界と自動実行の同意処理を厳格にする更新です。便利さだけでなく、管理設定、プラグイン、既定モデルの変更を含む運用差分として確認する必要があります。