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Claude Code 2.1.195 の入力制御とフック修正

AIdeveloper-tools

公式リリースノート

Anthropic は Claude Code changelog で 2.1.195 を公開しました。フルスクリーン時のマウス入力を制御する環境変数、ハイフンを含む名前のフック照合、音声入力、プラグイン、バックグラウンドエージェントまわりの不具合修正が含まれます。

要点

  • CLAUDE_CODE_DISABLE_MOUSE_CLICKS により、フルスクリーン時のクリック、ドラッグ、ホバーを無効化しつつ、ホイールスクロールは残せるようになりました。
  • code-reviewermcp__brave-search のようにハイフンを含む名前のフック照合が、意図せず部分一致する問題が修正されました。
  • macOS、日本語 / 中国語 / タイ語などの音声入力、プラグインのインストール同意、バックグラウンドエージェントの再開や表示に関する修正も含まれます。
  • Claude Code を端末、音声入力、MCP、プラグイン、バックグラウンドエージェントと組み合わせて使うチームは、更新後の設定と既存ワークフローを確認しておきたいです。

今回のリリースノートで語られていること

今回の Claude Code 2.1.195 は、単一の大型機能というより、Claude Code を日常の開発端末で安定して使うための入力、権限、補助機能の調整です。最初に目立つのは CLAUDE_CODE_DISABLE_MOUSE_CLICKS です。公式 changelog では、この環境変数により、フルスクリーンモードでマウスクリック、ドラッグ、ホバーを無効にしながら、ホイールスクロールは維持できると説明されています。Claude Code をターミナルの全画面 UI として使う場合、意図しないクリックやドラッグが選択メニュー、権限プロンプト、エージェントパネルに触れてしまうことがあります。一方でスクロールまで止めると長い出力や履歴を読む作業が不便になります。今回の設定は、誤操作を減らしつつ、読むための操作は残したい利用者向けの調整と読めます。

フック照合の修正も、チーム運用では重要です。今回の changelog では、code-reviewermcp__brave-search のようにハイフンを含む識別子が、意図せず部分一致になっていた問題が直り、厳密一致になったと示されています。Claude Code のフックは、特定のコマンド、ツール、MCP サーバー、エージェント名などに対して自動処理や制御を差し込むために使われます。ここで部分一致が想定外に働くと、別のツールやサーバーに対してフックが発火したり、逆に想定していた範囲より広い処理が走ったりします。公式説明では、ハイフンを含む MCP サーバーの全ツールをまとめて対象にしたい場合は mcp__brave-search__.* のような指定を使うことも示されています。つまり、更新後は「名前が似ているから拾われる」前提ではなく、必要な範囲を明示する設定に寄せる必要があります。

音声入力に関する修正も複数あります。macOS では、長時間セッション中に既定の入力デバイスが変わったあと無音を拾い続ける問題が修正されています。また、日本語、中国語、タイ語のように単語間に空白を書かない言語で音声入力の自動送信が発火しない問題も直されています。Claude Code を音声で操作する利用者や、アクセシビリティ、ハンズフリー操作、長時間の共同作業に組み込むチームでは、入力デバイス変更後や日本語音声入力時の挙動を再確認する価値があります。

プラグインとバックグラウンドエージェントの修正は、組織導入時の信頼性に関係します。プロジェクトの .claude/settings.json だけで有効になった外部プラグインが、すべての読み込み経路で明示的なインストール同意を求めない問題が修正されています。さらに、/plugin の有効化 / 無効化が、プラグインの plugin.json 内の name とマーケットプレイス登録名が異なる場合に動かない問題も直っています。バックグラウンドジョブについては、新しい Claude Code バージョンが書いたジョブが claude agents から消えたりデータを失ったりする問題、クラッシュしたバックグラウンドタスクを開いたときに再起動が表示されるまで空白画面になる問題、制御ソケットの起動失敗でエージェントデーモンが到達不能のまま残る問題が修正されています。

これらを合わせると、今回の更新は Claude Code を「一人の端末補助」から、プラグイン、MCP、フック、バックグラウンドエージェント、音声入力を含む作業環境として安定させる方向のリリースです。既存の設定ファイル、MCP サーバー名、フックパターン、プラグインの導入フロー、バックグラウンドエージェントの復旧手順を持っているチームでは、更新後に意図した範囲だけが動いているかを確認する必要があります。特にフック照合は厳密一致に寄るため、以前の曖昧な指定で成立していた運用がある場合は、明示的なパターンに置き換える作業が必要になります。

この更新が関係する人

Claude Code を日常的に使う開発者、MCP サーバーやフックを設定しているプラットフォーム / 開発者体験チーム、プラグイン導入を管理するチーム、バックグラウンドエージェントを使って複数作業を並行させるチームに関係します。音声入力を使う利用者や、日本語・中国語・タイ語で音声入力を試している利用者にも関係します。

実務で確認したいポイント

  • フルスクリーン利用者に CLAUDE_CODE_DISABLE_MOUSE_CLICKS を案内するかどうかを決める。
  • ハイフンを含むフック照合と MCP サーバー名を棚卸しし、必要なら厳密一致や .* パターンに直す。
  • プラグインの有効化、無効化、インストール同意が社内ルールどおりに動くかを確認する。
  • バックグラウンドエージェントを長時間実行し、クラッシュ、再起動、バージョン更新後の表示とジョブデータの扱いを確認する。
  • macOS と Linux、音声入力、日本語の音声入力を使う利用者がいる場合は、更新後の入力体験を再テストする。

結局、今回の更新をどう読むべきか

Claude Code 2.1.195 は、派手な機能追加よりも、端末操作、フック、プラグイン、バックグラウンドエージェントを安心して組み合わせるための調整が中心です。個人利用では小さな不具合修正に見える項目も、チーム導入では誤ったフック発火、プラグイン同意の抜け、バックグラウンドエージェントの復旧失敗、音声入力の誤動作として作業品質に影響します。Claude Code を標準ツールとして配布している組織は、更新後に設定ファイルと運用手順を見直しておくとよさそうです。