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Alibaba / Qwen / 公式ブログ / 2026/06/26 / 通常

Alibaba Cloud、Omdia のエージェントAIクラウド評価で上位に

AIcloud

公式ブログ原文

Alibaba Cloud は 2026年6月26日、Omdia の「Agentic AI Cloud Titans in Asia & Oceania, 2026」で上位に位置づけられたと発表しました。評価の中心は、モデル単体ではなく、エージェント向けのクラウド基盤、開発環境、SaaS層までを含むフルスタック構成です。

要点

  • Omdia はエージェントAI向けクラウドスタックを、AI基盤、MaaSと開発環境、エージェントAI SaaS の3層で評価しています。
  • Alibaba Cloud は9つの評価軸のうち6つで最高ランクとされ、エージェント基盤、モデルサービス、エージェント開発環境、ネイティブなエージェント支援、セキュリティなどが挙げられています。
  • 記事では Qwen、PAI、モデルスタジオ、エージェント関連サービス、Function Compute などを一体の基盤として説明しています。
  • Qwen利用者にとっては、Alibaba Cloud がモデル提供からエージェント実行・統制基盤まで広げている点を読む発表です。

今回のブログ記事で語られていること

今回の Alibaba Cloud Blog は、Omdia の市場評価を通じて、Alibaba Cloud のエージェントAI向けクラウド戦略を説明しています。公式記事では、Omdia がエージェントAIクラウドを、基盤インフラ、モデルサービスと開発環境、エージェントAI SaaS の3層で見ていることが示されています。その中で Alibaba Cloud は、AIチップ、高性能ネットワーク、Lingjun AI compute cluster、PAI、モデルスタジオ、エージェント実行やサンドボックス、Function Compute までをまたぐ構成を持つフルスタック事業者として紹介されています。

記事の読みどころは、評価結果そのものよりも、Alibaba Cloud がエージェントAIをクラウド全体の設計テーマとして扱っている点です。Qwen のようなモデル、モデルスタジオのような開発環境、エージェントがクラウドリソースを呼び出すスキルポータル、データベースやビッグデータ、運用、セキュリティの各プロダクトに向けた専用エージェントが、同じ文脈で並べられています。これは、エージェントをチャット画面の機能ではなく、クラウド操作や業務実行の主体として扱う見方です。

Omdia の予測として、Asia & Oceania のエージェントAIソフトウェア市場が 2025年の7億8200万ドルから 2030年に112億ドルへ伸びるという数字も引用されています。情報技術、金融、小売が導入を先導する領域として挙げられ、OpenClaw などのオープンソースツールによる個人向けエージェント利用の拡大にも触れています。つまり今回の記事は、特定の新機能リリースではなく、Alibaba Cloud がエージェントAIの市場拡大に向けてどの層を押さえようとしているかを示す位置づけです。

導入側は、評価レポートの肩書きだけでなく、自社が使う予定のモデル、開発環境、実行基盤、権限管理、監査、セキュリティが同じ運用設計に乗るかを確認する必要があります。Qwen やモデルスタジオを試すだけならモデル性能を見れば足りますが、エージェントにクラウド操作やデータ処理を任せる場合は、どのサービス境界で権限を渡し、どのログで追跡し、どのコスト単位で管理するかが重要になります。

今回のブログ記事が関係する人

Alibaba Cloud 上でエージェントAI基盤を検討するクラウドアーキテクト、Qwen / モデルスタジオを使う開発チーム、AI基盤の調達や比較を担当するIT企画・データ基盤チームに関係します。特に、モデルだけでなくクラウド運用、セキュリティ、業務アプリケーションまで含めて評価したい組織は確認しておきたい発表です。

実務で確認したいポイント

  • Omdia が評価した各レイヤーと、自社が必要とするレイヤーが一致しているかを確認する。
  • Qwen、モデルスタジオ、スキルポータル、エージェント関連サービスなどが実際の開発・運用フローでどうつながるかを見る。
  • エージェントにクラウドリソースを操作させる場合の権限、監査、コスト管理、セキュリティ境界を整理する。
  • 市場評価をそのまま採用判断にせず、対象リージョン、サポート、既存クラウドとの接続性を検証する。

結局、今回のブログ記事をどう読むべきか

今回の記事は、Alibaba Cloud がエージェントAIをモデル単体ではなくクラウド全体の競争軸として押し出していることを示しています。Qwen 周辺を使うチームは、モデルの精度だけでなく、エージェントを安全に動かすクラウド基盤まで含めて比較したいです。