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HermesにANOLISAのエージェント監視機能を組み込む
公式ブログ原文
Alibaba クラウドが、エージェント基盤HermesへANOLISAの観測機能を組み合わせる方法を紹介しました。エージェントを動かすことだけでなく、実行経路、ツール呼び出し、失敗箇所を追える状態にすることが主題です。
要点
- Hermesのエージェント実行をANOLISAの監視対象にする
- 複数段階やツール呼び出しを追跡し、遅延と失敗を調べやすくする
- 開発時のデバッグだけでなく、本番運用の品質確認へつなげる
- 収集範囲、機密情報、保存期間、費用を導入前に決める必要があります
今回のブログ記事で語られていること
公式記事は、Hermesを使うエージェントにもANOLISAが持つ観測機能を付けられると説明しています。エージェント型の処理は、単一のリクエストとレスポンスだけでは状態を理解しにくく、モデル推論、外部ツール、データ取得、小課題が連続します。最終回答だけを保存しても、遅かった理由、誤った情報を選んだ段階、失敗した依存先を切り分けられません。そこで実行の流れをトレースとして残し、各段階の時間や結果を関連付けて見る考え方が中心になります。
Hermes側で動くエージェントワークフローに観測用の設定を加え、ANOLISA側で実行記録を確認することで、どのタスクが呼ばれ、どこで待ち時間やエラーが生じたかを追いやすくします。これは開発者がプロンプトを調整するためだけの仕組みではありません。本番で成功率が落ちた時に、モデルの問題なのか、ツールやネットワークの問題なのか、入力データの問題なのかを分ける運用基盤になります。複数のエージェントやツールを組み合わせるほど、同じ利用者リクエストに属する処理を一つの流れとして結び付ける価値が上がります。
一方、観測を増やすと入力、出力、ツール引数などに業務データや個人情報が含まれる可能性があります。記事の構成をそのまま本番へ適用するのではなく、記録対象を絞り、マスキング、利用権限管理、保持、アラート条件を設計する必要があります。トレース量が増えた場合の保存費用や、監視基盤自体の障害時にエージェント処理を止めない構成も確認したい点です。
運用開始時には、正常終了、外部ツールの失敗、時間切れ、不正な応答という代表例を通し、ANOLISA上で同じ実行単位として追跡できるかを確かめます。記録量と調査のしやすさの均衡も、継続的に見直す必要があります。
今回のブログ記事が関係する人
Hermesを使ってエージェントアプリケーションを作る開発者、ANOLISAを運用するSRE、AI基盤のセキュリティ担当に関係します。検証では、代表的な正常系と失敗系を流し、トレースが一つのリクエストとして連結されるかを確認するとよいです。
結局、今回のブログ記事をどう読むべきか
この発表は新しいモデルより、エージェントを継続運用するための可視性に焦点を当てています。導入判断では画面の豊富さより、障害原因を再現できる粒度と、記録してよいデータの境界を先に確かめることが重要です。